Cube君はiMac(スロットローディング)と同じDVDドライブを使用していますが、ケーブルとの接続を行うコネクタ変換基板の形状は大きく異なっています.左側がCube君のもので、右側がiMacのものです.Cube君は電源が別コネクタになっているのに対して、iMacは一つのコネクタで電源供給まで行っているので、基板がドライブからはみ出していません.
Cube君では、DVDドライブは上から挿入するような取り付けになるため、挿入する際に、はみ出した基板に他のものが干渉しないようにする必要があり、貴重なスペースを大きく無駄遣いすることになります.これをiMacの基板に変更することで、貴重な空きスペースを有効に活用することが出来るようになります.
iMacはCube君に比べて10ピン多いコネクタを採用しています.おそらくその10ピンで電源を供給しているもとと思われます.とりあえず、その10ピンの電圧を測定してみます.ちなみに、私は、測定器といえば、HIOKIのアナログテスターしか持っていません.しかも、もう10年以上前のものです.
各信号線に、お裁縫の待ち針を突き刺して、テスターの端子で1本1本電圧を測っていきます.その結果、1番ピンから5番ピンまでは0V、6番ピンから10番ピンまでは5Vであることがわかりました.しかし、1番ピンから5番ピンまでの0Vは、何か怪しい.アナログテスターならではのアナログ感がそう感じさせます.0Vですが、GNDにはつながってないような気がします.
とりあえず、IDEケーブルを差そうとしますが、誤挿入防止のコネクタの出っ張りが当たって挿入できません.いつもならニッパーでバキバキやるところですが、今回はカッターナイフで慎重に削除しました.
カッターで削除した状態です.何とかケーブルは差さりそうです.
あまっているモールドとピンは、電源供給用に半田付けする必要があるため、パターンが出てくるまで、ニッパーでバキバキやってしまいます.
モールドが無くなってピンだけ残った状態です.半田でピンを取り去ります.
iMacのIDEケーブルが差さった状態です.
ピンを取り去った後のパターンを見ると、どうも1〜4番ピンはアナログのオーディオ出力のような感じです.5番ピンはどこにもつながってないようです.面倒なので、パスコンのタンタルのところに電源コネクタを半田付けしました.
基板をドライブに付けた状態です.早速Cube君のIDEケーブルに接続しようとしたのですが、ピンがつっかえてしまって刺さりません.
Cube君のケーブルをよく見ると、誤挿入防止用に、ピンの穴が1つふさがれています.
コメント