6月4日は「虫歯予防デー」だそうです.

6月4日→6/4→ムシ(バ)→虫歯、なんだそうです.でも、6/4なら「ムシの日」で、「ムシバの日」は6月8日のほうが、しっくり来るように思います.

ところで、私は虫歯が一本もありません..

歯並びは決して良くない、というか、上の歯並びは、ガタガタです.しかし、永久歯になってから、虫歯になったことが無いのです.
自分にとっては当たり前のことなので、全然意識していなかったのですが、会社に入って、毎年歯科検診を受けるようになってから、はじめて、そのことに気が付きました.

新米の歯医者さんが歯の検査をするのですが、私の歯をじ〜っと見て、しばらくしてから少し悔しそうに「無し」とつぶやくのです.その後、歯石を取ってもらうのですが、これが結構痛い.でも、本物の歯医者さんはもっと痛いんだろうなぁ、と、つくづく思うわけであります.「虫歯になりにくい人は、歯磨きがヘタになる傾向があるので、年をとってから歯肉炎で歯が抜けてしまうことが多い」んだそうです.でも、毎年の検査のときに、歯肉炎と言われたこともありません.

まわりの人からは、「なんで虫歯ができないのか不思議だ」といわれます.私も不思議です.
決してこまめに歯の手入れをしているわけではありません.子供のころから歯磨きは大嫌い(あのミントのにおいが嫌いなのです)でしたから、親から言われなければ、歯磨きはしませんでした.おかげで強烈な歯石は付くし、歯は黄色くなるし.でも、虫歯はできなかったのです.
何で自分には虫歯ができないんだろう、どうしたら他の人(特に自分の子供)の虫歯は防げるんだろう、と思うようになってから、「虫歯になる原因」とかいうテレビなんかを、よく見るようになりました.たまに、全く虫歯にならない人はいるようなのです.その要因として、いくつか挙げられていました.

・唾液が多い.
唾液が多いと、口の中を洗浄する効果が高く、虫歯になりにくいんだそうです.特に夜間は唾液の量が減るので、虫歯になりやすく、このときの唾液量がどれくらいか、ということの影響を受けるようです.でも、自分の唾液がどれくらい出ていて、普通の人はどれくらいかなんて、測りようが無いですから、はっきりしません.

・歯並びがいい
歯並びがいいと、口の中が清潔になりやすく、虫歯になりにくいんだそうです.でも、私の歯並びはガタガタです.

・口の中の細菌バランス
口の中には、虫歯のもとになる菌の他にも、いろいろな雑菌がウジャウジャといるのだそうです.その菌の数は、だいたい一定の比率に保たれていて、虫歯になる菌の比率が低い人もいるようです.この菌の比率はどうやって決まるかというと、赤ちゃんが離乳食を食べだしたとき、母親と同じスプーンを使う等して、母親の口から細菌が入り、その比率が保たれるということでした.ですから、母親に虫歯が少ないと、その子供も虫歯が少なくなる、と言っていました.でもどうなんでしょうか.そんな子供のときの細菌バランスが一生続くとも思えませんし、最近は口の中を殺菌するデンタルケア製品もあります.私の母親は虫歯ありますし.

・遺伝
遺伝でかたづけられると、自分の力ではどうしようもない、と、あきらめるしかないのですが、確かに私の祖母は、80歳を超えているのに、虫歯が1つもありません.当然、入れ歯も1本もありません.全部自前の歯です.ついでに歯並びも完璧で、真っ白な歯をしています.デイケアセンターなどで、同年代のお年寄りと食事をすることもあるのですが、80超えて自前の歯だけで食事ができるなんていうのは、そうそういないようです.

結局、なんで虫歯になるのか、ならないのか、はっきりとはわからないのです.
そもそも、私が子供のころに教わった「正しい歯磨き方法」は、今では「間違った歯磨き方法」の見本みたいになっていますから、虫歯についての学問なんて、まだまだ発展途上なのかもしれません(なんか、歯医者さんから、クレームが付きそうですね).