近所にヌートリアがいました.

通勤の途中で、川のそばを通るのですが、子供が集まって、何かを見ているのです.おっちゃんもいました.何かと思って、つられて見てみると、でっかいネズミみたいなのがいます.「何じゃありゃ?」と思っていたら、おっちゃんが「ヌートリアや」と言うんです.「ヌートリアって、外国の野生動物じゃないの?」と思ったのですが、帰って検索してみたら意外なことがわかりました.

知っている方には当たり前の話かもしれませんが、ヌートリアって帰化動物だったんですね.岡山県が一番多いとか.岡山は兵庫のとなりですから、うちの近所にヌートリアがいても不思議はないです.こっちに来て15年になりますが、初めて見ました.しかし、あんなちっこくてコンクリートで固められた川で生活できるんだろうかと、ちょっと心配になりました.

そういえば、こっちに来てビックリした生き物がもう一つあります.「カブトエビ」です.正式名称は知りません.田んぼの水の中にウジャウジャといますので、ここら辺の方にとっては、何の不思議もない当たり前の生物のようです.体長は2cmくらいですかね.それで、見た目は「カブトガニ」とそっくりなのです.だから「カブトエビ」.そんなのが田んぼの中に、数百、数千もいるんです.気が付かずに田んぼのワキを通ったりすると、ビックリしていっせいに「バシャバシャ!」と音を立てて逃げますので、こっちがビックリします.

蚊も、昔の蚊はシマシマのヤブ蚊だったんですが、こっちの蚊は何か全身茶色いです.

ゴキブリも、子供のころに見たのと、ちょっと形や色が違っているような…

地域が変わると、当たり前だと思っていた生物の様子も変わるんですね.