早々と、秋の味覚であるサンマが入荷したそうです.北海道産で、お刺身でも食べられるとか.ということは、北海道に水揚げされた生のサンマを空輸したってことですね.なにを当たり前のことを、とお思いになるかもしれませんが、魚の産地表示について疑問を感じたことってありませんか?
海で取れる魚、こいつは世界中1つにつながっている海で取れるわけですから、正確に産地を表すならば、「東経何度、北緯何度の海域で取れました」とか書くのが妥当かなと思ったりもします.しかし、魚も海の中でじっとしているわけでもありませんから、昨日取れた海域で、今日は全く取れないということもありますし、世界中を回遊している魚なんかは、どこで取れたかなんていうことは、あまり関係のないことかもしれません.
ということで、魚は水揚げされた港が産地になることになっています.輸入された魚であれば、水揚げされた国が産地になります.特に遠洋で取れて冷凍されて輸入される外国産の魚なんて、本当はどこで取れたのか、全く不明になります.ですから、産地表示というのは、あまり当てにならないというか、あまり意味が無いというか、全く意味がないとは申しませんが、あまり産地にこだわることもないかと思います.
焼津のマグロは有名ですが、なにも焼津港の周りで大量のマグロが回遊しているわけでもありませんし、北海道産のタラバガニとロシア産のタラバガニは、同じオホーツク海に住んでいるものです.
確かに産地表示を偽って、不当に高い値段で商売をするのは悪いことだと思いますが、要は、自分で食べてみて美味しければOKなんではないでしょうか.いくら有名産地の魚でも、食べてみてまずいと感じたら、その店の魚は買わないようにするとか、消費者側も自己責任できちんとした判断をすることで、自然と不当表示なんかは淘汰されていくのではないかと思います.
しかし私はサンマ大好きですから楽しみですねぇ.生のサンマをバーベキューの台で炭火で焼いたのなんかを食べると、まさに絶品です.ま、秋の楽しみですけどね.
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