「ひまわり5号」.

言わずと知れた、先代の気象観測衛星です.
次期の衛星の打ち上げに失敗したため、設計寿命をすぎても酷使され、その後にいよいよダメになってしまい、気象観測はアメリカの「ゴーズ」からの映像に頼っていた、ということは知っていました.
その「ひまわり5号」への電波の送受信を停止したんだそうです.

私は、とっくに「ひまわり5号」は機能停止してしまい、そのために「ゴーズ」を借りたんだと思っていましたが、なんと、今まで動作していたというか、電波を打ち切らなければ、まだ機能したかもしれないんですね.
すごい話です.

打ち上げは1995年だそうです.
設計寿命は5年.
しかし、衛星打ち上げ失敗のため継続して使用されるも、2003年からは「ゴーズ」から映像をもらっていた.
ところが、観測データの集配信には「ひまわり5号」が使われてきたんだそうです.
ということは、「ゴーズ」のデータを「ひまわり5号」経由で、地球に送っていたんでしょうか.
なんだか複雑なことをしています.

なんにしても、設計寿命の2倍も動作し続け、アメリカの衛星を間借りしたとはいえ、日本の気象観測に穴を開けなかったことは、立派なことだと思います.
「ひまわり5号」よく頑張った、と言ってやりたいです.
(そのスタッフにも)