立山大失敗.

この8月12日に富山県は立山の室堂に一泊してきました.
8月12日といえば、そう、「ペルセウス座流星群」の極大日です.
やっと子供も「記憶」が「思い出」になって残るような年になってきましたので、「モノより思い出」ということで、何がいいか考えておりました.
で、「流れ星が見たい」というので、「じゃあ流星群の極大日に最も星が見えそうな場所で」と、室堂に行ったのですが、これが大失敗でした.

時期も最適、場所も最適なんですが、天気だけが最悪でした.

室堂は自家用車で行くことは出来ません.
徒歩で山を登るか、立山黒部アルペンルートに乗るか、どっちかです.
当然アルペンルートに乗りました.富山側から入って黒部ダムまで行ったのですが、その行程は以下.
立山駅<ケーブルカー>美女平<高原バス>室堂<トロリーバス>大観峰<ロープウエイ>黒部平<ケーブルカー>黒部ダム.
何ともたくさんの乗り物を乗り継ぐのですが、お金もたくさん取られます.一人往復1万円です.
貴重な自然を維持していくということは、お金のかかることなんですね.

ところで天気は最悪.立山駅に着く前から雨が降り出して、ケーブルカーに乗っているうちにガスの中に入ってしまいました.高原バスは雲の中に入ったり出たりをくり返し、室堂に着いた時には、外はガスで視界が10mもなく、雨が土砂降り.最悪です.
私たちは以前晴れた時に来たことがありますので、どこら辺に何があって、どういう景色が見えるべきかはわかっているのですが、初めて来た子供達にとっては、なんだか視界の悪いところに来たというだけで、山にいるのか海のそばにいるのかすらわからなかったと思います.
当然、流星どころか、星も月も見えませんでした.夜が明けても雨です.

翌日、黒部ダムまで行ったのですが、トロリーバスはトンネルなので景色は見えず、ロープウエイはガスの中で外は真っ白、ケーブルカーもトンネルで景色は見えず、最後に黒部ダムにたどり着いて、5分ほど晴れましたが、その後はまたガスの中に入って雨.結局、全行程ほぼ完全に雨でした.よっぽど日頃の行いが悪かったんだと思います.

子供には何の思い出も残らんかったな〜、と思い聞いてみたら、「いろんな乗り物にたくさん乗れて面白かった〜」だそうです.
まぁ、なんにも残らんよりはいいか.