最近、blogに書くことが無くなってきた.
チタンケースが出来上がってくる時期なんだけれど、これがどーもうまくいかないのです.
気になってしょうがないのですが、そんなことグチっていてもしかたないので、ちょっと不思議に思ったアーモンドチョコについて.
中居君(稲垣君か?)がCMをしている明治のアーモンドチョコレート.これの作り方を考えてみたんですが、ちっともわからないです.
中にアーモンドが入ったチョコを作るには、網の上にアーモンドを並べて、溶けたチョコに浸して持ち上げる.
でもこれでは、チョコでコーティングされたアーモンドが出来るだけだし、網の跡もはっきり残ってしまう.
真ん中にアーモンドが入っていて、なおかつ表面がつやつやのチョコってどうやったら出来るのだろうか.
真ん中がくぼんだ、下半分のチョコを型で作って、アーモンドをのせて、全体の型に入れてチョコを流す.
でもこれだと、上と下の型の境界線が出来てしまうし、型に触れた部分はどうしてもシボがかかったようになってしまって、つやつやにはならない.
表面をつやつやにするために、温風を当てて表面を一度溶かしてやる.
そのままでは床に触れているところに跡が残るので、温風を下から噴射して、チョコがちょうど宙に浮くように風量を調節する.
一方的に風を当てると、チョコの半分は溶けて、半分は固まったままになるので、何らかの方法で、チョコを空中で回転させるような気流を作らなければならない.
溶けたまま着地させるとまた跡が残ってしまうので、こんどはチョコの表面を固めるために冷風に切り替えて宙に浮かせたまましばらく冷やす.
固まったらゆっくりと風量を絞って着地させる、と.
一粒¥10くらいのアーモンドチョコレートに、こんなに手間かけていると思いますか?
そんなわきゃ無いですよねぇ.
どうやって作るんだろう.
カーター卿
はじめまして、いつも楽しく読ませていただいています。
さてアーモンドチョコの作り方ですが、ヒントは「レボルビングパン」という、小さなコンクリートミキサーのような機械です。
芯になるナッツなどをガラガラと回しながら、そこに少しづつ融けたチョコレートをかけていくことで楕円球形のアーモンドチョコが出来るわけです。(もちろん最後には磨き工程が入りますが。)
もうじき今年もおわりですが、また来年も楽しいHPとblogをよろしくお願いします。ではよいXmasとお正月をお迎えください。
korukoru2
おぉ!、すごいことを教えていただきありがとうございます.
なんだか金平糖を作る機械に似ていますね.
でもあっちはトゲトゲが出て、アーモンドチョコはまん丸に仕上げるんですから、温度とか速度とか、小難しい定数がいっぱいあるんでしょうね.
缶詰のミカンの皮むきとかと同じですが、なんだか身近なところで、意外な技術が使われているのは驚きです.