幻魚白蝦蛍烏賊

９月になって、朝晩めっきり涼しくなってきましたが、我が家ではこの夏、エアコンレスで過ごすことが出来ました．北国じゃないですよ、姫路市のど真ん中です．それを可能にしたのが、ハネウェルという会社のターボサーキュレーターです．

ある日、ホームセンターに行ったときに、扇風機コーナーで、「風が出てますよ〜」を表すビニールテープを５ｍほど天井に向かってたなびかせていたのが、ターボサーキュレーター．何かすごいなぁ、と思って、うんちくの書いてある説明書きを呼んでみると、普通の扇風機は、ファンで風を起こすのですが、同時にファンの遠心力で、風が周囲に散ってしまって、遠くまで届かないらしいのです．

ところが、ターボサーキュレーターは、ファンの前後にフィンをもうけて、渦巻き状の空気の流れを作って、風を遠くまで一直線に届けるんだとか．これは使えるかもしれん、と思って30ｃｍファンを早速購入しました．

我が家はマンションで、リビングがベランダに面しています．そして、リビングの隣の和室６畳で家族が全員一緒に寝ています．そこで、リビングの網戸ギリギリにターボサーキュレーターを設置して、和室に向かって、外気を送り込むようにしたのです．これが大成功．外気が一直線に和室まで届いたのでしょうね、部屋の中は熱いのに、外に出ると涼しい、ということが無くなりました．室温が外気温とほぼ同じになったのです．

これはかなりオススメです．例えば、ワンルームマンションなど、空気の取り入れ口が、ベランダ１つしか無くて、事実上部屋の中を風が通ることがないようなときでも、ターボサーキュレーターで外気を取り込むようにすれば、室温と外気温の差がほとんど無くなります．

エアコンレスで過ごした夏、得をしたのは電気代だけではありません．夏バテというか、夏負けをしなくなりました．現在では、どこへ行ってもエアコンが効いています．会社でもエアコンが効いている．車の中も、スーパーマーケットでも、エアコンがあるのが当たり前で、エアコンのない、自然の空気に触れることの方が異常という、へんてこりんな状況にあります．
でも、寝るときにエアコン無しであれば、暑いのは当たり前という状況に体が慣れてしまって、ちっとも夏バテしません．

みなさんもエアコン漬けになっていませんか？．いくら暑くても、工夫をして、常温で寝ることをオススメしますよ．