パソコン嫌い.

ある日うちの娘が言いました.
「おとうさん、わたしパソコン嫌いや」
我が家にはMacがいくつかあるのですが、娘用にはiMacDVの花柄を与えてあります.
キティちゃんのゲームがインストールされているのですが、確かにパソコンはほとんど使わないですねぇ.2ヶ月に1回くらいか.普段はパソコンなんか目もくれずに、外で遊んでいます.

しかし、今の時代にパソコン嫌いとは聞き捨てならない状態かと思い、聞いてみました.
「なんでや」
「あのな、学校のパソコンの時間でな、おかしいんや」

どうも、小学校では1年生からパソコンの授業があるようで、その授業中に気に入らないことがあるらしいです.
「なにがおかしいんや」
「あのな、パソコン終わるときにな、終わりなのに、スタート押すんやで」
「はぁ?」
「だから、終わるときなのに、スタート押すなんておかしいやろ?」

(しばらく絶句)

「うちのパソコンは、終わるときにスタートなんて無いやろ?」
「そうだね」
「なんで終わりなのに、スタートなんや」
「それはね、学校のパソコンの決まりだから、しょうがないんだよ」
「でも、終わりなのにスタートなんて絶対に変やわ.始めるときにはスタート押せへんのに.」

こういうときにはどういう言葉を使うんでしたっけ、鳶の子は鳶、鷹の子は鷹、ああ、カエルの子はカエル、だ.
自然とMacのようなユーザインターフェイス好むような嗜好が遺伝しているのか、はたまた、産まれてからMacしか触ったことがなかったため、スタートメニューに違和感を感じたのか、何でかはわかりませんが、娘は確実にWindows嫌いになっているようです.

確かに子供は素直なだけに、マイクロソフトが決めた「終わりなのにスタート」という絶対的規則を素直に受け入れられないのかもしれません.
そういうこと考えるとどうなんでしょうねぇ、なんの理屈もわからない小学1年生から理屈のかたまりであるパソコンの授業を受けさせるのはどうかと思うんですけど.そうかだから、理屈抜き、直感勝負のMacで授業をするのか.
Macが教育市場でのシェアが高いという事実を、素直に実感できる出来事でした.