先日、「買い換えるまで、もう2度といじるもんか」と、心に決めたCubeですが、その後非常に快調です.あれ以来フリーズ無しです.しかもテストの意味も込めて、私がいないあいだも24時間通電中なのですが、フリーズしません.各基板同士を、ギシギシ、ミシミシいわしたのがだいぶん効いているようです.
ということで、新しいiMac購入に傾いていた私の心は、やっぱりまだまだCubeで行くぞという方に、傾きが変わってきています.そうこうしているうちに、年末商戦向けの新しいiMacとか出ないかなぁ、なんて思っています.
さてところで、年末商戦向けのiMacって、何を期待しているのか.CPUのクロックアップはもう定番中の定番で、必須ですね.それから、そろそろ新しいデザインなんていうのもいいんじゃないでしょうか.
iMacといえば、CRT内蔵でデビューして、マイナーチェンジでiMacDVになりました(このモデルが一番完成度が高いのではないかと今でも私は思っています).その後、あんパンに食パンをのせたようなデザインとか、現行の、ずんぐりむっくりしてちょっと間の抜けた液晶ディスプレイのようなデザインになりました.
さて、ではこの次にiMacはどんな形になるのでしょうか、ということを考えたときに、やっと気がつく.iMacのデザインは行き着くところまで行き着いてしまったのではないかと.
私は設計の仕事をしています.普段は一生懸命に設計しています.でもそのモデルの次期バージョンを考える段階になって、「あの時もうちょっと手を抜いておけばよかったのにぃ」と、悔やむことしばしばです.歳のせいか、過去に自分ががんばって作った製品を、今の自分の頭で越えるのがとっても苦しいのです.過去にがんばりすぎたおかげで、未来の自分の首を絞めると、設計業務とはそういうことの繰り返しなんだと、最近つくづく思っています.
で、iMacのデザインですが、現在、ディスプレイの裏側に本体を内蔵しています.次期以降のバージョンで、また本体とディスプレイが分離するという逆行現象が起こることはまず無いでしょう.となると、今のデザインから大きく変貌を遂げることはほとんど不可能ということになります.
今のデザインから、厚みが半分になったとしても、技術的には非常にハードルは高いのですが、デザイン的なインパクトはほとんどありませんし、現状ディスプレイの下に突き出ている「アゴ」を無くして、筐体をシネマディスプレイと同じようなアルミ素材にするくらいでしょうか.それでも今までiMacが歩んできたような、驚くべきデザイン変更にはほど遠いですね.
今のデザインのiMacを作ったときには、「こいつはすごいものを作っちまったぜぃ」と思ったでしょうけれど、その次にどういうデザインに発展するか、までは、考えていなかったと思います.ホントどうするつもりなんでしょうか.
でもAppleはやりますよ、きっと.私のようなシロートが考えも付かないような、サプライズなデザインでiMacを作り直してくれることでしょう.期待してますよAppleさん(出来れば年末商戦までにお願いします).
ikaz
確かに次のiMacのデザインは大変でしょうね。個人的には、第2世代のお供え型は好きでした。まさにコンピュータらしからぬコンピュータ。
川崎和男氏も楽しいコンピューティングと丸形のマザーボードなんてアップルにしかできないだろうと評価していましたね。(他に真似するメーカーも現れませんでした。が、人気はイマイチだったからかも…)
ところで、年末商戦に新しいiMacが登場するのは望み薄ではないでしょうか。デザインだけ変更のみというのはどうかなと思いますが。
さて、この日曜日、オークションで落としたCubeにドーピング部品を移植し、無事、Cube復活!というか別物のCubeですが。
それでも、FWやUSBのケーブルを本体から抜くと電源落ちます。さっきもまたスピーカーからピーっと音が出っぱなしになり、さらに音が出ないようになりました。(またか?)
今は本体からディスプレイのUSBポートに移して様子見状態。電源不足なんでしょうかねえ?電源ボードを取り替えてみるかな。
ひでぢ
本当ですね。
多少の厚みはあるとはいえ、「ディスプレイそのもの」が今のiMacですからね。実を言えばこのディスプレイのなかに電源まで内蔵させてしまったのがいかにも今のAppleらしいところです。
Cubeの時でもそうですが、この寸法/かたちがいいんだ!
という妥協しない強い意志が感じられます。
少しくらい拡張性があればいいのに〜というMac miniに対する私たちの願望にも、この大きさなんだ!というある種のメッセージが感じられます。
私は思うんですが、Appleはパソコンを消したいんじゃないかと思っています。
存在感というか、本体はどうでもいい。大事なのはマン-マシンインターフェースなんだという考えがつらぬかれているように思います。
遠い将来のことでしょうが、ハードウェアはマイクロ化されて道路の舗装や壁のなかなどに埋め込まれてしまい、ユーザーはどこにいてもハードウェアの存在を意識することはなく、好きなときに目的のファイル利用そのものだけを考えればよいというかたちを目指しているんだと思います。
BonjoursやiPodのシンクロ機能などもその始まりに過ぎないんでしょう。
そして、もしこれができるとすればApple以外にはないと思っています
イシダ
Cubeが好調とのことでなによりですね。
コンピュータそのものについては、集積度が高まるにつれて体積が減り、デザインの余地、必要性が無くなっていくのではないかと僕も思います。最終的にコンピューティングにはモニター的な面さえあれば良いのです。
まず、近い将来はある程度大きさが必要なものに組み込み、統合されるでしょうねぇ。
(小さくなれば貯金箱に組み込んでもいいですしね)
そういう意味ではモニターが主となった現行のiMacは合理的な進化と考えます。
でも、個人的には今のiMacやMacminiのデザインは好みじゃないんです。モニタ一体型ではVAIO typeLの方がデザイン的な面白みがあって好きです。
次のiMacではモニターをどう支えるかというところに期待したいです。(旧iMac G4の首振りはエポックメイキングだったと思います)
korukoru2
Macのデザインというところを、お題にしたところ、かなりはっきりと意思表示をされたコメントをいただきました.
結局のところ、コンピュータ自体は、どんどん小型化されていくでしょうし、世の中がそれを望んでいます.
あとはMMIというかGUIをどうするかということになりますよね、最終的には.
スタートレックのエンタープライズ号でもコンピュータに対する入力は音声で、出力は音声+画像でした.
やはり、コンピューティングをする上で、画像情報によるインターフェイスというのは欠かせないものではないかと思います.
ということで、 当面のコンピュータの目標は、限りなくディスプレイ(もっといえば電子ペーパーか)に近いコンピュータということになりますかね.
そういう意味では、現行のiMacはそれに近い線を狙ってはいると思います.
しかし、私の感じでは、ちょっと時期尚早というか、コンセプトに技術がついて行っていないというか、ずんぐりむっくりしたデザインは、私はあまり好きではありません.
Cube+シネマディスプレイの方が、どれだけスマートなことか.
まぁしかし、現在使っているCubeがつぶれてしまって、何かMacを買わんじゃなんねい、さてどうしようかと考えたとき、現状ではやっぱりiMacが最有力候補になります.
最近は不良も多いようですし、次期デザインはどうすんねんという問題もありますが、がんばれiMac!