ちょっと気になる.

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Macminiをしばらく使ってみて、ちょっと気になることがあります.それは、ファンの音.音自体はそんなに大きくはないんです.たとえば、3.5インチディスクを接続していたら、その回転音とシーク音でかき消されてしまうくらい静かです.でも私の部屋はもっと静かなんでしょうねぇ.田舎ですからねぇ.Macminiと耳との距離は約50cm.でも、シロッコファン独特の「コー」っというような軽くて高い音が聞こえてきます.まあ、音はいいんです.上にも書きましたとおり、3.5インチディスクより静かなくらいですから.問題は、音の変化なんです.

普段、何もしていないときや、こうしてテキストを打つ程度の作業中であれば、ファンはほぼ最低回転数で回っていると思います.でも、たとえば、iPhotoでスライドをガーッとスクロールさせたりすると、ほぼその瞬間から、「シュオーン」と回転数が上がってくるのです.とっても敏感です.「わいはあっつくなりよんでぇ」とCPUが自己主張しているかのようです.
ということで、その「シュオーン」が始まると、「ちょっと待って、いまいったい何度やねん」と、Temperature Monitorなんかを起動して温度を確認してしまいます.iPhotoでグリグリすると、68℃くらいまでは上がりますね.

Cubeでは、φ140のおっきなファンを、Cubeの底に当たる部分の机に穴ぼこをあけて内蔵していました.風量はものすごいモノがあります.CPUに直接貼り付けたサーミスタを使って、ファンの回転数を温度制御していましたので、通常状態では、非常に低速で回っています.「ゴー」っというような低くて重い音がします.でも風量は結構あって、CPUの温度は47℃くらいで安定していました.CPUは省電力制御とか全然かけていなかったので、アイドリング時も、フル回転時も消費電力は同じ.温度も47℃で同じです.ですから、CPUの負荷によってファンの回転数が変化するということはなかったのです.これがMacminiですと、とっても敏感に変化するんですねぇ.

音自体は多分Cubeの方が大きかったと思います.3.5インチディスクも積んでいますしね.でも、音の変化による威圧感というのは、Macminiの方が圧倒的に大きいですね.貧乏性なものですから、ファンの回転数が上がると、どうしても「ちょっと待った、いまやっている仕事はなんだ?」と考えて、いらん負荷を無くそうとしてしまいます.
まあ、それ自体は決して悪いことではないのです.アレニウスの法則で温度が10℃下がれば寿命は2倍になるんですから.でもなんだか、パソコン使っていて、パソコンに気を遣いすぎるというのもなんだかなぁ、と思います.

ビデオのエンコーディングとかで、思いっきりCPUに負荷をかけているときにファンがブンブン回るのはいいんですよ.当然熱的設計もしてるでしょうから、排熱能力に問題はないと思いますけどね、でもね、日常のちょっとした操作で、ファンの回転が上がったり下がったりするのは、ちょっと何とかして欲しいなぁ.気になってしょうがない.