幻魚白蝦蛍烏賊

今年は暖冬のおかげで、インフルエンザがちっとも流行しないんだそうですねぇ．いつもなら年末あたりが流行のピークらしいのですが、今年はちっともで、ピークは遅れて2月末から3月くらいにやってくるのではないか、というニュースをどこかで見た気がします．
さてそんな中、私、インフルエンザにかかってしまいました．やっと今日、平熱に戻りました．

おかしくなったのは、一昨日の水曜日．昼頃に体温が37.5℃、夜になったら39度にもなりました．それにあわせて、筋肉痛、関節痛、頭痛、悪寒、咳クシャミ、のどの痛みなど、これぞインフルエンザ来襲、というような症状が出ました．こりゃアカンわと思って、昨日、木曜日の朝、近所の内科に行ってきました．
先生に症状を説明して、インフルエンザではないでしょうかと聞いたのですが、
「今年はインフルエンザ全然流行ってないからねぇ．インフルエンザらしい患者さんも何人か来てるけど、検査をしてみると皆さんインフルエンザではなかったんですよ．だから多分今回も違うと思いますけど、検査はしましょうね．」
と言って、長〜い綿棒を取り出して、
「鼻の粘膜を取るんですけど、ちょっと気持ち悪いですけど我慢してくださいね．たくさん取れないと検査できませんから．」
と言って、綿棒を鼻に入れてくる．ちょっと待ってよ、どこまで入れるん、というくらい奥まで入れて、グリグリしている．鼻痛いし、気持ち悪いし、目から涙出てくるし、何か最近病院でひどい目にばかりあうなぁ、と思っていたらそのうち綿棒を取り出して、先っちょをじっと見ている．綿棒の先には鼻水が付いているのですけど、「これでは足りない」とか言って、また鼻に突っ込まれるのかと思っていたら、「ま、いっか」というような顔をして、検査に入りました．

しばらくして、
「お〜、インフルエンザですねぇ、A型ですよ．」
と言って検査器具を持ってきてくれました．A型の所にはっきりと線が出ています．
「やっぱりインフルエンザでしたかぁ．この地区では今シーズン初めてですねぇ．どこで感染したか、心当たりはありませんか？」
と言われても、わたしは会社と自宅を往復する生活ですし、風邪やインフルエンザは、子供が学校や幼稚園からもらってきたものに家庭内で感染するというのが今までのパターンでしたから、たまたま道ですれ違った人がインフルエンザだったのかなぁ、くらいしか考えられません．

「まあ、A型ですから、タミフルと解熱剤を出しておきますので、これで大丈夫です」
で、家に帰ってきてから早速タミフルを飲んだのですが、この薬ってすごいですね．薬を飲んで横になって1時間ほどで、気がついたら筋肉痛とか、悪寒とか、全身のだるさがすっきりとなくなっているのです．いくら何でも効き過ぎじゃないかと思って、熱をはかってみたのですが、37.6℃まで下がっている．いや本当にすごい薬だなあ、と思って油断していたら、今朝になって、熱がまた38.8℃まで上がってしまった．しょうがないので、布団蒸し攻撃で汗をかいて熱を下げました．今日の昼頃からは平熱が続いています．

いや最近は、本当にいい薬が出来てよかったですね．わたしが子供の頃は、インフルエンザでもただ根性で耐えるしかなかったわけですから．でも先生が言うには、完全に解熱してから2日間はインフルエンザウイルスを排出し続けるので、外出は控えるようにと言われています．この週末は家にこもって、マンガでも読むことにします．