スポーク張り替えで3万円かぁ.

私は実はオートバイ持ちです、っていう話は書きましたっけ.私の持っているオートバイは、ホンダのXLR250R BAJAというモノです.年式でいうと1990年式になります.型式の方がわかりやすい方にはMD22ですね.このオートバイ、もちろん買った当初はよく乗っていました.兵庫県下の林道を走ったり、北海道や四国に何度かツーリングにも行きました.現在の走行距離は15000Kmくらいです.ですが、車を手に入れてしまうと、やはり疎遠になってしまうんですよね.車の方が何かと便利だし、雨にも濡れないし、冬寒くないし、装備を付けなくても普段着で乗れるし、キックしなくてもセルでエンジンかかるし.で、このオートバイ、しばらく自転車置き場の脇で雨ざらしでほったらかし、の状態が続くわけですが、不思議なことに、私の中では数年周期でオートバイに対するマイブームが起こるんですねぇ.まさに今がそうなのであります.

前回のブームは6年前くらいですか、改造ブームでした.マフラー、エキパイを極太のスコスコのものに変えまして、キャブレターを大口径化、エアクリーナーボックスの撤去、そして、深夜の姫路バイパスをフルスロットルで往復して、プラグの色を見てはメインジェットを交換する、ということの繰り返しをして、やっとセッティングが出来た、というところでブームが終わりました.そして6年間雨ざらし、で動かなくなったものをこのたび復活させようと、また活動を始めました.

まず、ペタンコになっているタイヤに空気を入れました.それから、劣化してビリビリに破れまくってる上に、スポンジに水がシミシミでカビまで生えているシートの交換.完全にスロットルバルブが固着してしまってビクともしないキャブレターの交換.これをこの週末にでもやろうと思っています.そこまですれば、一応エンジンをかけることが出来ると思います.あ、私のバイクにはバッテリーってものが付いてないんで、そこんとこがちょっと救われています.

そこから先、危なそうな部分から順にあげていきますと、まずスポークがサビサビのガサガサになっていまして、カサブタみたいです.冗談抜きで本当に表面から0.5mmくらいは赤さびになっていると思います.一応、靴のつま先で思いっきり蹴りを入れてみたんですが、1本も折れませんでした.でも、弱いところから1本折れると、連鎖的にバキバキッと折れてしまう可能性がありますので、ここはぜひ新品に交換しておきたいです.近所のバイク屋さんに相談してみました.スポークの張り替えは、部品代込みで前後輪合わせて3万円くらいだそうです.私は高校生の頃に自転車のロードレースをしていまして、っていう話も書きましたっけ.貧乏学生ですから、自転車屋のゴミ箱をあさってパーツを集めて、ロードレーサを1台組み上げたことがあります.ですから、スポークの張り替えも経験あるんですよね.自分でやって出来ないことないと思います.ただ、バイク用は自転車に比べてむっちゃごついし、あと、ふれ取り台をどう手配するかが難点です.素直にバイク屋さんの任せるのが正解かなと思います.

次に危なそうだなぁ、と思っているのが、ブレーキホース.一応、ブレーキシリンダは固着していませんでした.まだ生きています.で、思いっきしブレーキをかけてみたのですが、ホースからブレーキ液が漏れたりすることはありませんでした.とはいえ、もう17年も前に買ったきり、一度も交換していない上に、ずっと雨ざらしですからねぇ.劣化していないわけがありません.私は、自転車、オートバイ、自動車と、様々なトラブルを経験していますが、幸いなことにブレーキが効かなくなるというトラブルの経験はありません.そんなことは体験したくもありませんので、これも新品に交換しておく方がいいかなと思います.

さらに、これはまだいけそうな気がするのですが、ドライブチェーン.これもサビサビなんです.まあサビは外面だけのことですので、問題はチェーンの内面のシャフトがどれくらいやられてるかですよね.これは外から見てもよくわからないのです.確かこのチェーンには、シャフトの部分にシリコングリスが封入されている、というような記述がどこかにあったように記憶しているのですが、このチェーンも買ってから一度も交換したことがありません.走行距離や年式を考えると、そろそろ切れてもおかしくないかなと思います.

とりあえず、それくらいですかね.あとサスペンションとか、フレームにサビが出ているところとか、スロットルグリップのゴムがボロボロとか、いろいろ難点はあるのですが、突然走行不能になるような事態にはならないようなものばかりだと思います.でも最小限それだけ直して、いったいいくらかかるんだろうか.修理完了した瞬間に今回のブームが去ってしまう可能性もあるわけだし、本当に直した方がいいのかどうか、悩みどころです.