ゴールデンウイークにニュースでやっていましたけれど、東京ではもう販売されているんですよね、バイオエタノール入りのガソリン.そのうち姫路でも販売されるんでしょうか.3%までならガソリンにバイオエタノールを混ぜても問題ないらしいので、私の車にも入れてみたいですね.アルコールを入れるとオクタン価とかどうなるんでしょうね.
ところでバイオエタノール燃料っていうと、とっても環境に優しい、特別に作った燃料のような感じがしますけど、本当はちょっと違いますよね.原料はトウモロコシやサトウキビなど.それから作られるエタノールですから、作り方はグレーンウイスキーやラム酒と同じはずです.(デンプン→)糖分→アルコール→蒸留、という手順で出来るのですから、これはいわゆる蒸留酒と作り方は同じです.もちろん、同じトウモロコシと言っても、お酒用のトウモロコシとは違ったものが使われているかもしれませんし、お酒とは不純物の量も全然違うと思います.
ガソリンの3%といえば、私の車では満タンで50リットルくらいのガソリンが入りますので、満タン1回あたり1.5リットルくらいのアルコールが入っている感じになります.ガソリン満タンの前に、ポーランドのスピリタス(アルコール度数は96度)を3本ほどドボドボとガソリンタンクに注ぐ様子を想像すると、何だか車にものすごい勢いがつきそうですね.お酒を飲む人は、お米を食べるかわりにお酒のことを「液体燃料」ということもありますが、まさにお酒が液体燃料になるわけです.
バイオエタノールを作るために、サトウキビやトウモロコシの値段が高騰して、意外なところに影響が出ているそうです.オレンジ畑をつぶしてサトウキビ畑に転作する農家が多いために、オレンジの供給が少なくなって、ジュースが値上がりしたとか.トウモロコシが値上がりして飼料も値上がりするので、牛肉が値上がりするとか.まあ今まで作ってきた作物を他に向けるのですから、今まで使ってきた人は値上がりとか供給減とか、困りますよね.そんな話を聞いて私はふと思ったのですが、同じ太陽の光で成長する植物である「雑草」.これ、なんかに活用できないでしょうかねぇ.
雑草は、土さえあればほっといても勝手に生えてきますよね.気がつくと敷地からボバッとはみ出すくらいに育っています.何回草取りをしても、すぐに生えてきますから、年に5回くらいは収穫できそうです.そんな雑草も太陽のエネルギーで成長しているのですから、なんかの燃料とかに使えないんでしょうか.私が思いつくくらいですので、えらい人はとっくに気がついていて、やってみたけどダメだったんでしょうね.
でも草食動物は草だけ食ってても生きていけるんですよね.その能力を最近はやりのバイオ技術で活かすこととかできないんですかね.たしか草食動物はセルロースとかいう物質を消化できるんですよね.人間は消化できないので、そのままウンチになって出てきてしまいます.雑草から燃料が出来れば、エネルギー問題もずいぶん楽になると思うんですけどね.きっと、えらい人が考えても不可能なんでしょうね.
NON
雑草からもエタノールを作ることは理論的には
可能だと思いますよ。ただ十分なエタノールを
得るためにはそこいらじゅう雑草だらけにしても
サトウキビほどは取れないでしょうね。
むしろ多少の土地を雑草にわけてあげてちょこっとでも
二酸化炭素を吸収してもらったほうがよいかも?
バイオエタノールに関しては、大手建設会社が
建築廃材からセルロースを抽出してそこから
バイオエタノールを作る実験プラントや
大手酒造メーカーがバイオテクノロジーを駆使して
サトウキビの三倍体を作って収穫量をあげる試みが
行われていますよ。
これから要注目な部分ですよね。
Junpoco.
穀物から作ったアルコールを混ぜる事により、穀物が育つ時に消費した二酸化炭素で相殺する事により、これを使った自動車が撒き散らした二酸化炭素は「出なかった事にする」って話だったかも→バイオエタノールの効能。