田んぼに水がはいりいました.

何度も言いますが、私のうちは、姫路市の中でも新興住宅地として開発されつつある、でもまだ田んぼの方が多い、そんな田んぼの中にぽつんと立つマンションの4階です.そして毎年書いていますが、今日、田んぼに水がはいりました.カエルがさかんに鳴いています.「わいらの季節の到来やでぇ」と合唱しているようです.

ところで、この田んぼ、ちょっとスケジュールが遅いと思いませんか?.ゴールデンウイークに高速道路を走ると、きれいに田植えを済ませた田んぼがたくさん見えます.その頃には多くの田んぼで田植えが済んでいるんですよね.でもうちの隣の田んぼは今日水が入ったばかり.明日あたり耕耘機で田んぼをかき回して、週末には田植えというスケジュールでしょうか.

早場米という言葉は良く聞きます.他よりも少しでも早く新米が市場に出せれば、それだけ商品価値も上がるでしょうから、そのスケジュールの前倒しとして田植えを早めにするというのは何だかとっても理解できます.でも、うちのあたりのように田植えが他より1ヶ月近くも遅いことには何か利点でもあるんでしょうか.私は農業とはまったく縁がないのでそういう知識はゼロであります.

遅く植えて遅く収穫した方が味が良くなるとか、収穫量が多くなるとか.作るお米の品種(例えばササニシキだったり、お酒用の山田錦だったり)によって作付けの時期がずれるとか.今植えた方がのちのち台風の被害を受けにくいとか.何しろ農家を何十年もやってきている方たちが選んだ、今の田植え時期なのですから、何らかの理由があって、ベストなんでしょうね.でも何でなんだろうなぁ.不思議です.

あ、一つ思い当たるのがあります.このあたり、播州地域では祭りがとってもとってもさかんです.祭りに行って屋台(おみこし)をかつぐためなら平気で会社を休みにするくらいですからね.そのスケジュールと、稲刈りのスケジュールが関係しているのかもしれませんねぇ.稲刈りから何日以内に祭りをしないといけないとか、そういう私にはわからない習わしが伝わっているのかもしれません.

しかし不思議だなぁ.まあ、田植えをしているおっちゃんに聞いてみればすぐにわかることだとは思いますけど.