電話機がなおりました.

といいますか、結論から言いますと、電話機は壊れていなかったんです.電話機って、特別にブラックボックス化されているので、故障したときの原因判定に使える手がかりが少ないんですよね.で、もう17年も使っているし、最近ちょくちょく調子が悪かったし、もう故障しかないだろうと思っていました.それでも、何かとっても簡単なことが原因かもしれませんので、新しい電話機を買う前に、思い当たる最低限のチェックをしようと思ったわけです.

まず電源.電源が来ていないと電子機器は動きません.でも、電話機のACアダプタにはちゃんと電源が来ている.アダプタを付けたり外したりすると、電話機もちゃんとそれに反応します.ではもう1つの電源はどうか.電話線には、停電でも電話機を動かして通話するのに最低限必要な電力が供給されています.しかし、これがどういう電源なのか、私はさっぱり知りません.学生時代に「有線通信工学」という講座を1年間受けましたが、覚えていることは1つもありません.

次に電話線.まあ、ないとは思いますが、どこかで断線していないか.電話機から伸びる電線をずっと伝っていくと、あれ?、電話台の裏のモジュラージャックから電話線が外れている.これじゃあ電話がかかるわけありません.電話線をモジュラージャックにカチッと差し込んだら、なんのことはない、電話機復活しました.つまり、線が抜けていただけ、ということでした.

まったく、電子機器を扱う仕事(メインはソフトですけどね)をしていて、ケーブルが抜けているなんてことをいち早く検証しなかった自分が情けないです.でもモジュラージャックってカチッとはめたら、誰かがわざわざ外さない限り抜けませんよね.うちの子供2人と嫁さんに、最近このあたりいじったか?、と聞いたのですが、「知らん」という回答.最初からカチッとはまっていなかったのかなぁ.なんか納得いかないですが、新しい電話機を買う前でよかったです.電話を買ったわ、まだつながらんは、挙げ句の果てに線が抜けてたなんてことになると、電話機1台丸損ですからね.やはり電子機器がトラブったときには、基本に忠実に、先入観無しに、地道な検証作業をすることの重要さを、改めて再認識しました.