私はずーっとmovaを使っていて知らなかったのですが、FOMAになると、電話機には必ずFOMAカードというモノが内蔵されていて、そこにその電話機の固有情報が書き込まれていて、つまり、そのカードさえ差し替えれば、隣の電話が私の電話になるわけですね.movaでは、電話機を変えるには、必ずDoCoMoのお店に行かないといけなかったのですが、FOMAでは、FOMAカードさえあれば、どこで手に入れた電話機でも自分の勝手で電話機を交換できるわけです.ということで、オークションなどを利用して電話機の交換が簡単にできます.
1年ほど前にFOMAを買ったときにそういうことを初めて知った私だったんですが、このたび、オークションで新しい携帯電話を買ったときに、ちょっと面白いモノを発見しました.それは、お店に置いてある形状見本用のモックアップと呼ばれるモノがオークションで売られているということ.しかもこれが結構安い.4台色違いセットで¥500とかね.ほとんどタダみたいな値段で売れています.私は、自分が購入したのと同じ機種のモックアップが売りに出ているのを見て、さっそく購入しました.構造とか知りたかったしね.
そのモックアップが届いて、さっそく色々といじってみました.電池のふたは開かない.液晶は絵が貼り付けてあるけれど、液晶を保護する前面プレートは本物と同じっぽい.キーは、どうも本物っぽいです.movaのころのモックアップは、キーが固定されているモノもあったのですが、今回のはちゃんとプチプチ押すことが出来るし、ニューロポインターというポインティングデバイスもグリグリ動きます.ネジは普通の+ネジでした.ネジを外して分解してみると、キーが付いている側はネジとモールド嵌合の併用で、中には重さを調整するための金属が入っています.キーシートを外してみましたが、やはりどうも本物のようです.液晶側は、保護プレートが両面テープで貼り付けてあります.これが結構強力なのですが、私の携帯電話の保護プレートを同じようにはがしかけてみると、粘着力が明らかに違います.とても弱い.これは明らかにモックアップと違う、はがさない方が賢明だと思い、途中でやめておきました.
さて、キーシートが本物である可能性が高いとなると、自分の携帯電話のキーシートを別の色に交換してみたくなります.カスタマイズですね.私の携帯電話は外装は黒で、開くと内側はオレンジ色でした.ちょっとくどいかな、と思ったので、キーを黒に変更してみることにしました.黒のキーを採用しているモックアップは外装が白で、内装が黒のモノです.これを分解してキーシートを取り出します.
で、ここからが一発勝負の正念場なのですが、いよいよ自分の携帯電話をバラします.とちったら、数万円がパァです.ネジは携帯電話用の三本筋のネジで、専用ドライバーで外します.これが非常に堅く、ネジの頭をつぶさないようにゆるめるのに細心の注意がいります.モールドの嵌合の方法は、モックアップと同じでした.どこでツメがかみ合っているのか、どこに力を入れたらいいのか、力を入れたらダメなのかが、モックアップの分解で予習できているので、けっこう簡単に外せます.中身を全部取り出して、最後にキーシートに到着ですが、やはり本物とモックアップで、キーシートは同じ形状のモノでした.予定通りオレンジのキーシートを黒いモノに交換します.あとは分解と逆順で組み立てます.完成図は上記の写真を見てください.真ん中にあるのが、もともと私が持っていた携帯電話と同じ色のモックアップ.右側がキーシートを黒にした私の携帯電話.左側が、黒のキーシートを取られたおかげでキーがオレンジになってしまったモックアップです.真ん中の、全面オレンジ色よりも、右側の黒が入った方が、ちょっとかっこいいと思いませんか.まあ、自己満足の世界ですけど.
追記:どういうわけか、私にはまだLeopardが届きません.どうなっているんでしょうかAppleStoreさん.
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