まいりました、お父さんの負けです.

うちの上の子は小学2年生.2年生にとっておそらく最も大事な学習項目は、かけ算の「九九」を暗記すること.私も2年生の時にやりました.もう3学期も中盤ですので、九九の暗記も追い込みです.宿題で「今日は何の段を何回暗唱する」とか、「九九暗記カードを何回読む」とかやってます.さらに、お風呂の中で「今日は何の段を暗唱!」とか.さらに、これは私の時にはやらなかったのですが、「下がり九九」といって、九九を逆順で言っていく練習もしています.私のように「小→大」の方向しかやらなかった人間にとっては、やってみるとけっこう難しいです.

で、今日の夕食の時に話をしたのですが、これもよく考えたものだと思います、「九九なぞなぞ」というモノもあります.たとえば、

葉っぱは何枚落ちたか→8×8(はっぱ)=64枚
シロクマさんは何歳→4×6(しろく)=24歳
踊る獅子舞は何匹→4×4(しし)=16匹
西から飛んできたのは何→2×4(にし)=8(蜂)

なんていうことを真面目に授業でやるんだそうです.こういうダジャレみたいなのは、関西限定なのかな、とも思います.その話を聞いて、私も一つひらめきました.

「よし、お父さんが九九なぞなぞを1つ考えたからやってみよう」
「なに、どんなん?」
「英語で『ありがとう』は何回言うか」

私が何を期待しているかはわかりますよね.英語では「サンキュー」ですから「3×9」で「27回」という答えを期待していたんです.嫁さんも答えがわかったようでニヤニヤしています.なぜかうちの子は真剣に考え込んでいます.何でそんなに考えるのか、ちょっと不安になったころに、

「うーんと、うーんと、わかった、答えは9000!」
「なんでやねん」
「だって英語でありがとうは『センキュー』だから1000が9個で9000!」
「え〜、なんで〜?」
「だって、このあいだ外人の先生が来て英語で『センキュー』って言ってたけど、違うの?」
「あ、いや、それが正解です」

そういえば、最近の小学校にはネイティブの方がいらっしゃって、英語の授業なんていうのもやっているようです.確かに「サンキュー」ではないですね、「センキュー」が正解です.まいりました、お父さんの負けです.