今日は、この冬一番の冷え込みになったところも多かったようですね．北の方では大雪も降って、冬の嵐だったようです．姫路でもチョロッと雪が舞いました．でも、一時に比べると確実に日が長くなっています．うちの会社では、夕方の5時に定時のチャイムが鳴ります．ちょっと前までは、定時の鐘が鳴るときには、とっぷりと日が暮れてしまって、窓の外は真っ暗だったんですが、今日なんかは夕日が出ていました．よく晴れていたので夕焼けもきれいです．
私なんかは「寒い寒い」と縮こまってばかりですが、自然界は日が長くなったのにちゃんと気がついています．私の通勤路の途中に、民家の庭先というか、庭続きの畑のはしっこというか、そういうところに梅の木が生えています．その梅の木ですが、ここのところ２〜３日でいっせいに花が咲き出しました．寒いと下を見て歩きがちですが、ちゃんと前を見て歩くと、その梅の花のような明るい色も目に入ってきます．
さてこれも通勤の途中のことですが、私が歩く道の中で唯一の店舗であるローソンの前を通りかかったときに、何かが私の目前を横切りました．距離は1m以内．鳥です．スズメよりちょっと小さい．そして鮮やかな緑色．これはひょっとして、と思って、鳥が飛び込んだ低木街路樹の茂みの中をじっと探してみると、いました．テレビで梅の花の映像が出るときに一緒に出てくる緑色の小鳥．こんなに間近で見るのは初めてです．手をたたいて驚かしてやると、茂みから飛び出していきました．間違いありません．全体がきれいな緑のグラデーションで、目のまわりだけが白い．「梅にウグイス」とよく言いますが、「ウグイス」ではなく「メジロ」ですね．この鳥は花の蜜が好きで、梅の花の蜜を吸うために、梅の木によくやってくるそうです．ひょっとして、そこかしこで梅の花が咲き始めたのを察知して、出てきたのかもしれません．花の蜜を吸える時期はいいのですが、今までの冬の間は、どこでどんな生活をしているんでしょうかね．ちょっと気になります．
さあ、花も咲いて、鳥も活動を開始しています．まだまだこれからが寒さの山場、という感じもしますが、それでも春が近づいているのも確かです．来月には小学校も3学期が終わり、その頃には桜も咲き出して、春真っ盛りになるのですから．寒い中、歩いて通勤は辛いけど、あともうちょっとだから頑張ろう、と思います．
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