調子の悪いハンディカムを買い換えるにあたって、最近の機種では映像の取り回しがどうなっているかよくわからないのですが、現状のDVフォーマットではどうなっているのか、ということもよくわかっていません.というのも、ハンディカムで撮ったビデオは、撮りっぱなしでためてあって、一度も編集をしたことがなかったからです.現状の確認のために一丁やってみるかと、撮りためてあったビデオの編集をしてみました.
現在では、「iMovie08で編集→iMovieHDでチャプターマーカーを付ける→iDVDでエンコード&焼き込み」というのが一番手っ取り早い編集方法らしいです.ビデオの取り込みはすんでいます.どのくらい前のiMovieか忘れましたが、FireWireで読み込み済みです.このとき1時間のムービーを読み込むのに、必ず実時間の1時間かかってしまうのが難点ですね.1時間ほったらかしで、何もすることがありませんから.
取り込み済みのビデオをiMovie08で編集をします.これはもう、メチャクチャ簡単です.下に表示されているムービークリップにはサムネイルが付いているので、内容はだいたいわかりますし、その上をマウスでなぞるだけで、映像が再生されるので、内容の確認も簡単です.マウスのクリックとドラッグでクリップの必要部分を選択して、それをつかんで上のプロジェクトに落とすだけでクリップが追加されます.そこにトランジションをかけるのもドラッグドロップだけですし、タイトルを付けるのも同じです.実に簡単.クリップとクリップのつなぎ目や、トランジションのかかり具合も、リアルタイムに再生できるのですぐに確認できます.これはCPUパワーがすごいせいでしょうか、それともGPUのおかげでしょうか.
ビデオ編集は実に簡単なのですが、ちょっと問題もあります.それは、ムービークリップは全て再生してみないと、どの部分をどう使うか判断できないということ.つまり、1時間のビデオなら、必ず1時間分はリアルタイムで見ないと、内容の詳細が確認できないのです.そうして内容を確認した上で、クリップのトリミングやトランジションをかけたり、その結果の確認も実時間での再生が必要ですし、またその上で微調整したりで、私の場合1時間のビデオを全部編集するのに、だいたい3時間くらいかかりました.操作は簡単なんですけど、けっこう時間がかかります.
さて、そうして3本のテープ(3時間分)から、約2時間のビデオが出来ました.これをiMovieHDに送って、チャプターマーカーを付けようとしたのですが、これは無理でした.2時間の間に2つか3つのマーカーを付けるならいいですけれど、私の場合、全てのクリップの先頭にマーカーを付けたいのです.短いクリップになると30秒もないことがあります.そんなものをマウスのドラッグだけで1つも漏らさずに探し出すのは至難の業です.かといって、また実時間で2時間かけて再生しながらマーカーを打つ気にもなれませんでした.とりあえず今回は編集ソフトの様子を見るだけということで、チャプターマーカーは無しにしました.
これをiDVDに取り込んだら、あとはやることはほとんどありませんね.メインメニューのテーマを選んで、自動再生の設定をして、エンコードと焼き込みですね.さすがにこれは時間がかかるだろうと思ったので、寝ている間にやってもらいました.朝になったらディスクがベロッと出ていて完成です.
さっそくテレビで見てみましたが、超お手軽に作ったわりには、そこそこ見れるものが出来たと思います.子供も自分が赤ん坊のころの映像を興味深げに見ていました.ただ、いくら自分の子供がかわいいからといって、2時間も映像を見るのは、ちょっと一仕事ですね.よっぽどヒマなときくらいしか見ることはないと思います.普段見るためのものというよりは、やっぱり永久保存版で「記録してある」ことに意味がある、というようなモノでしょうか.子供が結婚して家を出て行ったあとくらいに見るものかなぁ、と思ったりしています.
チャプターマーカーの件が残念なのですが、Final Cut Expressでもチャプターマーカーは打てるようなので、機会があればそっちも試してみたいと思います.でも、さほど高価ではないとはいえお金がかかるので、ちょっと様子見ですかね.しばらくしたら、iMovie08のバージョンアップで、チャプターマーカーが打てるようにあるかもしれませんしね.
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