私の住む兵庫県では、まさに今がスギ花粉の飛散のピークだということを、連日天気予報で言っています.ところが、私は去年まで花粉症だったのですが、今年はぜんぜん平気なんです.花粉症といっても、世間で苦しんでらっしゃる方から比べるとぜんぜん軽い方だと思うのですが、目がチカチカしてかゆかったり、鼻水が出たり、頭が重かったり.そんな花粉症のために、医者で「セレスタミン」という薬をもらって、毎日飲まなければならなかったのです.でも、今年は花粉飛散のニュースを聞いてから、医者でセレスタミンをもらってきてはいるのですが、ぜんぜん症状が出ないので、ぜんぜん薬も飲んでいません.
正確には私は花粉症ではなくて、アレルギー持ちなんですね.多くのアレルギー源の中に花粉も含まれていると、そういう状態です.花粉以外に何がアレルギー源かは、長いこと医者で調べてもらったのですが、結局わからずじまいです.ですから、花粉が飛んでいない時期でも、何かの拍子にアレルギー反応が出ることがあります.
私のアレルギー反応が目や鼻にくるのは、たぶん花粉だけです.それ以外の要因で出るアレルギーは、「じんましん」です.じんましんというと、体中に赤いポツポツが出来るのを想像する方が多いと思いますが、私のじんましんはちょっと違います.蚊にくわれたときのことを想像してください.ポツッと赤くはれますよね.で、それがかゆい.直径が1cmくらいですか.それが、あるポイントを出発点にして無尽蔵に拡大していくのが私のじんましんです.一度はれた部分は2日くらいで自然に炎症がおさまりますので、理屈では、出発点を中心とした同心円状のはれが拡散していくことになるのですが、実際は体液の流れとか、皮膚の強い弱いなどの要因で、まったく円形に広がっていくわけでもありません.ただ、手首の内側から出発したじんましんが、4日ほどかけて手首を一周して、なおったはずの手首の内側がまたはれてしまったりしたことはあります.このじんましんは、皮膚が弱い手首の内側や、よくぶつけたり圧迫したりする、ひじ、ひざ、腰骨の外側、尻などに出ることが多いです.珍しいところでは、唇、舌、かかとなんかに出ることもあります.医者に見せたら「珍しいですねぇ、初めて見ました」と感心されました.舌は面白いですよ.右半分か左半分か、どっちかしかはれません.右から始まったじんましんが左に伝染することはないのです.唇もそうですね.右から攻めてきたじんましんは、絶対に唇の中央で止まります.なんの関係でしょうかね.
というようなアレルギー持ちなのですが、花粉症だけではなく最近はじんましんもあまり出なくなってきています.20歳くらいで初めてじんましんが出ましたので、もう20年くらいのつきあいになります.その間に何人もの医者に診てもらいましたが、結局原因はわからないまま、セレスタミンの対処療法に頼っているのですが、思い起こしてみれば、この5年くらいでずいぶん良くなってきていますね.
私は医学の知識はないので、これは単なる私のカンなんですが、アレルギーって「ストレス」によってずいぶん症状が変化するのではないかと思います.私のアレルギーが良くなってきたのは、仕事のストレスをのらりくらりとかわす、ようするに、いいかげんで無責任でチャランポランに仕事を流すようになってからのような気がします.じゃあ、子供のアレルギーはどないやねん、と言われると、かえす言葉がないのですが、あくまでも私のアレルギーを私が観察しての感想ですので、ご容赦を.
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