幻魚白蝦蛍烏賊

昨日の晩（正確には今朝）の遅くに（正確には早くに）、WWDC 2008のKeynoteがあるっていうのを初めてライブで見ようと、遅くまでがんばってました．もちろん、iPhoneがいつ日本で発売になるのか、一部で噂があったようにSoftBankとdocomoの併売になったりするのか、それが気になっておったのです．で、iTunesStoreなんかで過去のKeynoteのポッドキャストを無料でくばったりするくらいなので、今日の映像もインターネットライブで見られるものだとばかり思っていました．現地の9日午前10時（日本の10日午前2時）近くになって、そういうサイトを探してみたのですが、なかなか見あたらない．どこに行けばKeynoteのライブが見られるんだろうかとウロウロしているうちに2時を過ぎてしまいました．

「あかんじゃないですか」とかつぶやきながら、とりあえず「Live」と書いてあった、Macworldのページを見てみると、会場の様子が9時50分からの情報として、もういくつか上がっています．Liveって映像じゃないんですね．現地にいる記者が会場の様子をせっせとキーボードを打って伝えると、そういうことみたいです．まあ、世界同時生中継なんかしたら、わざわざ会場まで来なくなる人もいるかもしれないしね．しかし文字でLiveっていうのも、なんかムリがあるよなぁ．でもしょうがないからこのページを見ることにしました．他にどこかでLive映像があったのかもしれませんけど、私は文字しか見ていません．

しょっぱなからiPhoneの話ですわ．売り上げがどうとか、細かい機能アップがどうとか、SDKがいくらダウンロードされたとか、全部英語だからよく意味がわからない．iPhone 3Gの話が出て、こいつを何十カ国だかに販売するというあたりで、国の名前を言ったんだと思うんですが、はっきり書いてない．「日本と同じように、オーストラリアもちょっとだけ大きな歓声が上がった」とか書いてあったと思うので、たぶん日本の名前も挙がっていたんだと思うんですが、はっきりしない．私の英語力ではわからないです．

そうこうしているうちに、3G iPhoneは8GBで＄199とか、16GBで＄299とかいう表示が出てくる．「ウソッ！」と、夜中にパソコンに向かって叫んでしまいました．iPhoneが日本で発売になれば、たぶん8万円くらいはするだろうと思っていたのですが、＄199って、今のレートなら2万円以下ですか．安いな〜．でもそんな値段だったら、通話料金の方でごっそり持って行かれる、今までの日本の携帯電話料金形態みたいになるんじゃないかと、ちょっと不安になったりしました．

それでKeynoteはほぼ終わり、アップルジャパンのページを見に行ったら（集中しているみたいで非常に遅かったのですが）、iPhone発売の正式な発表がありました．その時点でAppleStoreを見に行ったらiPhoneの表示はあるのだけれど、購入しようとすると、「ソフトバンクのお店で購入してください」と表示が出ていました．AppleStoreでは売らないのね、とその時は納得したのですが、夕方のネットニュースを見てみたらそれは間違いで、日本ではiPhoneをどこで売るかはまだ決まっていないそうです．

しかし気になるのは、月々のお支払いですよね．下記のイシダさんのblogによれば、現行のソフトバンク機種で想定すると、月額1万円を超えるらしい．これはちょっと痛いです．iPhone使いたいけど、月額1万円はちょっとなぁ．機能をフルに使うのであれば考えられんこともないけど、どうせチョロッとしか使わないんだし．

白か黒、それだけが問題だ。 (スピログ 〜スピリカ作業小屋ブログ〜)

月額料金は難しいですよね．販売価格よりかえって難しい．使用料金がネックになって本体が売れないと、Appleに納めるべき月々の上納金も減るので、そんな無茶な値段には出来ないだろうけど、だからといって、iPhoneだけ他社製品と比べて格安の使用料金っていうのも変な話だし．

なんかよく使い道を考えないで、新しいモノが出たら飛びつくのが私の行動パターンなのですが、今回はさすがに料金体系がはっきりするまでは様子見ですね．まあ、iPhoneが日本で発売になることが正式に決定しただけでも、めでたしです．