うちで取っている神戸新聞に、最近よく「徒歩暴走族」っていう言葉が出てくるんですが、これって全国区でしょうか．ご存じない方のために解説をしますと、姫路では6月の終わりころに「ゆかた祭り」というのをするのですが、これは、みんなで浴衣を着て駅前の大通りを歩くという、姫路生まれではない私にはなんだかよくわからないお祭りです（ちゃんとしたいわれはあるようですが、忘れました）．この日になると、特に女の子はきれいな浴衣を着て駅前に行きます．駅前には出店が並んで大混雑．文字通りお祭り騒ぎになります．
それだけだったら楽しいお祭りなんですが、いつのころからか、ゆかた祭りの時期に合わせて暴走族が集まるようになってしまったのですね．で、警察はこれを強力に取り締まったところ、暴走族がオートバイではなくて徒歩で集まるようになったのです．これが「徒歩暴走族」．暴走族の格好（刺繍の入った特攻服とか）が集団でいると、やはり異様な雰囲気になります．でも、暴走行為をするわけではないので、警察は取り締まれないんだそうです．でも、なにをしでかすかわからないので、機動隊みたいに盾を持った警察官が駅前にズラッと並びます．これもまたちょっと異様な眺めです．何年か前に、出張から帰ってきて姫路駅の中央口を出たら、目の前に機動隊がズラッと並んでいて、「なんか事件でもあったのか？」と思ったら、ゆかた祭りだった、という経験があります．ちなみに私はゆかた祭り自体に行ったことはありません．人混みは嫌いなので．
さてこの「徒歩暴走族」ですが、お祭りの雰囲気ぶちこわし、ということで、「迷惑防止条例」かなにかで取り締まりが出来るようにしたようです．なんの嫌疑で取り締まるのかはよくわかりません．特攻服着て集まっただけでは取り締まれんだろうなぁ．なに容疑で取り締まるんだろうか．服装でくくることは出来ないだろうし、集団で奇声をあげたらダメとか？．それじゃ、大声でデモしたら取り締まられることになるしなぁ．もし「徒歩暴走族」が徒党を組んで無言で駅前の通りを整然と行進したとして、それだけで十分お祭りの妨害にはなると思うけど、それになんかの理由をつけて強制的に排除するのは、ちょっと難しいんじゃないかなぁ．
とりあえず、どういう顛末になるか、気になります．
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