物欲小魔王・ビールグラス.

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毎日暑い日が続きます.わたし個人的には、四国が梅雨明けしたその日に、姫路あたりも梅雨明けしたと信じているのですが、いつになったら梅雨明け宣言が出るのでしょうか.暑いときには冷たいビールがとてもおいしいのですが、一つ難点がありました.冷たいビール、一口目はおいしいのです.でも、エアコンのない私の部屋では、室温に冷気を奪われ、さらに、グラス表面に無数の結露ができて、「気化熱」の逆の「液化熱」って言うんでしょうか、それでまた冷気が奪われ、最後の一口あたりになると、完全にぬるいビールになっているのです.ぬるくなると炭酸も抜けてしまって、ただの苦い液体になってしまいます.で、何か無いかとネットをさまよっていたら、やっぱりあるんですね、こういうモノが.ニーズがあればそこに商品が生まれるわけです.ガラス二重構造のビールグラス.結露も防いで、ビールを冷たいまま保つんだそうです.

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実験してみました.いつも私が使っている、ビールの景品で付いてきたグラスと二重構造のグラスに麦茶を入れて、30分放置しました.いつもはもっと激しく結露して、グラスの表面を水滴が流れ落ちて、敷いてあるコースターに水がしみるんですけど、なぜか今日はたいして結露しませんでした.でも、普通のグラスと二重構造では、見た目に明らかな違いがあります.飲んでみると、普通のグラスの方は完全に「ぬるい麦茶」でしたが、二重構造の方は、かろうじて「冷たい麦茶」を保っていました(ひいき目が入っているかもしれません).

さて、実際にビールを入れて飲んでみます.いつもの調子で飲んでいっても、最後の一口まで、冷たくおいしいビールがいただけます.これは結構イイです.夏のビールには欠かせないかも.このグラス、当然、熱いものを熱いまま保つこともできるのですが、グラスに入れるものでソレはあまり思い当たりません.猫舌の私には、保温機能はあまり役に立ちそうにありません.保冷機能だけで十分です.

大変満足のいくグラスなのですが、一つ難点といえば難点が.グラスの容量を確認して350mlのビールが入るであろうサイズを買ったつもりなんですが、どうしても最後まで入らない.グラスにビールを注いだ後、缶の中にチョロッとだけ残ったビールは、缶から直接飲むしかないのです.ビールの一番おいしい一口目が、缶にチョロッとだけ残ったビールになってしまうわけです.気分の問題ですが、これはちょっと残念.330mlのビンビールだと、ちょうどきっちり入ります.でも小さなビンビールってあまりないんですよね.普通に売っているものだと、一番搾りの無濾過とか、それくらいかな.輸入ビールだとたくさんの種類があるので、これからは輸入ビンビールを飲む機会が増えるかもしれません(でもビンって、缶と違って捨てるとき大変だし、ちょっと困りものです).