新MacBook見てきました.

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先日の週末は、名古屋に用事があって帰省していたので、名古屋のAppleStoreで新しいMacBookを見てきました.AppleStoreに着くと、いつになくたくさんの人たち.そして入ってすぐのテーブルの上には、たくさんのMacBook.テーブルの上だけではなく、カウンターの上にもMacBookがあったと思います.AppleStoreはフロア面積のわりに扱うMacの種類は少ないので、売れ筋の機種はどうしても「たくさん」展示することになります.おかげで順番待ちなんかをすることなく、新しいMacBookに触れることが出来ました.

まず確認をしたのは、アルミ削り出しと言われているボディー.デザインがカクカクシカジカとした感じになっているせいか、見ただけでもなんか丈夫そうです.とりあえずパームレスト部分を思いっきり押さえてみましたが、ほぼたわみません.やっぱり丈夫です.筐体の強度はかなりありそう.ムダに丈夫なのは大好きです.


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ボディーを見回していて、見つけました.左側の各インターフェイスが並んでいる部分.コネクタの穴のボディーの断面部分、肉厚が3mmくらいありそうです.これは見えるところだけなのか、それとも側面は全て3mmの厚みを確保しているのか.全部3mmあったら、そりゃもう、メチャクチャ頑丈ですね.ただちょっと気になるのは、各コネクタが3mmぶんだけ奥まった配置になること.まあ、規格ケーブルばかりなので大丈夫とは思いますが、ちょっと太めの独特な形状のケーブルだと、刺さらないかもしれません.イーサネットのコネクタなんか、かなり小さく見えました.実際刺さっているケーブルのコネクタも、ちょっと小さめだったので、気になって聞いてみたら、そこに刺さっているのはネットワークケーブルではなくて、盗難防止装置のケーブルなんだそうです.


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次に気になっていたトラックパッドです.たしかにトラックパッドごと沈み込んでクリックします.手前側にスイッチがあって、キーボード側が固定端です.ですから、手前側でクリックしたときと、キーボード側でクリックしたときでは、人差し指にかける力がずいぶんと違います.キーボード側ギリギリでクリックをするのは、ほぼ不可能かと思います.これはちょっと使いにくいんじゃないのかな、と思いながらもいろいろいじっているうちに、写真のような指の配置になっていました.トラックパッドの手前にクリックスイッチの付いた、今までの製品と同じ指の配置ですね.人差し指でカーソルを動かして、親指でクリックすると.ふと気がついたら自然にこの配置になっていたのですが、これOKなんですね.親指がトラックパッドの手前側に常に付いた状態で、人差し指でカーソルを操作する、この時は2本の指がトラックパッドに接していて、片方の指だけでカーソルを動かしていることになるのですが、これがOKなのです.つまり、トラックパッドは新しくなったけど、操作方法は従来と同じ指使いが出来るということです.これだったら何の問題もないですね.2本指でクリッとやって写真をひっくり返すときは2本指操作として認識されるけれど、親指を固定して人差し指だけスイスイ動かすときは、1本指操作として認識されます.まあ、出来て当たり前のような気もしますが、当たり前のことを当たり前に出来ることも、けっこうすごいと思います.


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新しいMacBookProも隣に置いてあって、それもさわってみました.トラックパッドはMacBookと共用なんでしょう.キーボードもそうでしょうね.そうなると、MacBookProはMacBookより液晶がでかいですので、当然、パームレスト部分の奥行きはMacBookProのほうが大きくなります.でも、トラックパッドは共用なんです.そうするとどうなるか.おそらくトラックパッドはMacBookに合わせて設計したんでしょう.MacBookProでは、トラックパッドの手前側の部分の寸法が、MacBookより大きくなってしまいます.MacBookではトラックパッドはボディーのほぼギリギリまで来ているのに対して、MacBookProのほうはMacBookに比べると、数mm奥まったところにトラックパッドが配置してあります.写真のように人差し指でカーソルを動かして、親指でクリックをしようとすると、私の場合、微妙に親指がトラックパッドに届かないのです.この配置は昔からそうなんでしょうかね.手を数mm上にあげれば済むことなんですけど、私はちょっと違和感を感じました.まあ、慣れればどうってこと無いんだと思いますけど.

さて、新しいMacBookですが、値札には「本日お持ち帰りいただけます」と書いてある.つまり「今日は在庫があるけど明日は無いかもしれないから、買うなら早く買ったほうがいいよ」と言っているんですね.MacBookのできばえは、文句なしで良いです.近年まれに見る出来だと思います.強烈に欲しい.でも、これを買って姫路にお持ち帰りをしたら、嫁さんは何と言うだろうかと考えてしまいます.私は何と説明するべきか必死に考えてしまいます.嫁さんはMacminiG4を使っていますので、子供の使っているiMac17インチ(Core2Duo)を嫁さんにまわして、MacBookを子供用にするというのが、家の中では最適解のような気がします.でも、それでは私がMacBookを持っていることにはなりません.今回のMacBookは、性能がいいから欲しいとかいうのではなくて、自分の手元に置いておきたい、という欲求を非常に強く持つ製品です.子供に渡してしまっては意味がないのです(私的には).私がiMac24インチと使いもしないMacBookを持ちながら、嫁さんはMacminiという状況は、どう考えてもアンバランスで、言い訳のしようがありません.AppleStoreの中で、物欲と言い訳のはざまでしばらくウロウロしていたのですが、結局、満足な言い訳が一つも思い浮かばなくて、店を出てしまいました.いま思えば、買わなくて正解だったと思いますが、私がMacBookを持つためには、たぶん嫁さんにiMacでも買ってやって、その次ということになります.ということとは、早くても次の次のボーナスか.でも、ボーナスのたびにMac買ってられるような状況じゃないですしねぇ.次の次の次のボーナスですか?.そんな2年も先のことまで計画できるほど几帳面な性格ではないし、その頃には熱も冷めてるだろうし.どうも、MacBookが私の手元に来るという状況は考えにくいですね.残念だけど、あきらめるしかないかなぁ.現物をなるべく見ないようにすれば、ガマンできるかもしれない.