先日のお約束通りに、このあいだの土曜日にリバーシティーの携帯電話コーナーに行って、iPhone 3GSの契約をしました.今までのiPhone 3Gの残金を一括して払うのではなく、月々¥3000ほどのローンを、当初の2年契約が終わるまで払い続けるという形になるようで、私の場合あと16ヶ月払うことになるそうです.SoftBankのお店に行って手続きをすれば、残額を一括して払うことも可能だそうです.面倒なので、ローンを払い続けることにしました.
iPhone 3GSですが、機能については多くのところで語られていますし、私も使い込むほど使っていないのでロクなことは書けません.ウワサのスピードについてですが、確かに速くなっていますね.Appleが2倍速いというのも、ほぼウソではないようです.体感的には最低でも2倍は速いですし、アプリケーションによれば10倍以上速く起動するものもあったりしました(これはiPhone 3GSがすごいのではなくて、アプリの作り方がマズいんでしょうね).ちょっと意外なのは、Safariが速くなっていること.Safariの表示にかかる時間のほとんどは、ネット上での通信待ち時間ですよね.そのネットの状態が全く一緒のiPhone 3Gと競争をしても、明らかにiPhone 3GSの方が速く表示します(自宅のWiFi環境で競争してみました).ハード的なネット環境が変わっていないのですから、あとはiPhone 3GS内部でのソフト的は手続きの改良くらいしかできることはないと思うんですけど、それならiPhoneOS3.0になった時点で、iPhone 3Gも速くなるはずですしねぇ.なんで差が出るのか、ちょっと不思議です.
ところで、iPhone 3GSの契約やら説明やら手続きやらをしているときに、カウンターの私の横にデジタルフォトフレームが置いてあって、そいつがちょっとじゃまで、横によけては用紙を広げてと、そんなことを繰り返していたのです.で、おねーちゃんが端末を叩いているときに、ふと気になって見てみたのですが、なんで携帯電話屋さんでフォトフレームなんかなぁ、と.おねーちゃんに聞いてみたところ、携帯電話通信機能付きのデジタルフォトフレームなんだそうです.なんでも、最近の新機種らしい.
おねーちゃんが説明するには、フォトフレームにSIMカードが入っていて、電話番号も割り振られていると.で、携帯で写真を撮ったら、それを添付してフォトフレームにあててメールを送れば、フォトフレームが添付された写真を認識して、その写真をスライドショーの内容に追加すると、そういうものらしいです.おもしろいでしょ.これってiPhoneでも使えるのか聞いてみたところ、MMSで写真を送るのでiPhoneではちょっとどうかと言うので、iPhoneの「写真」を起動して、適当に写真を選んでメニューを出してみたら、ちゃんと「MMS」っていう項目がありました.じゃあ使えるんちゃうか、ということで、iPhone 3GSとあわせて、このデジタルフォトフレームも買ってみました.
安いんですよ.お約束の2年契約ですけど、月々の支払いは¥1500で、写真を送る側はパケット料が発生するけど、受信するフォトフレーム側は基本料金以外は発生しないらしいです.しかも、iPhoneは契約時に「パケホーダイ・フル」的な上限付きパケットし放題の契約になっていて、MMSで送る写真のパケット料もその中にはいるそうです.つまり、iPhone側ではいくら写真を送っても、事実上パケット料金は発生しないと、そういうことのようです.
自宅に帰ってから実験をしてみました.iPhoneの写真を選んで「MMS」でフォトフレームに送ってみます.その瞬間に、というわけにはいきませんが、おおむね15秒くらいでフォトフレームがメールを受信完了して、スライドショーに新しい写真が追加されます.これは私にとっては大変に便利です.嫁さんの実家にデジタルフォトフレームをおいてあって、子供の写真を見せているんですけど、新しい写真の更新をどうするかというのが面倒だったんですよね.実家のお母さんはパソコンのパの字も、デジタルのデの字もわからないような人なので、すべてこっちが何とかするしかなかったわけです.でも、このデジタルフォトフレームとiPhoneとMac(正確にはiPhoto)があれば、デジカメで撮った写真を無線でフォトフレームに追加することが簡単にできてしまいます.
デジカメで写真を撮ります.入学式とか、運動会とか、キャンプとか、そういうのをね.で、デジカメをMacにつないでiPhotoでシンクロします.写真をiPhotoライブラリに追加するわけです.その後、iPhoneをMacとシンクロすれば、iPhotoに追加した写真は自動的にiPhoneに送信されます.あとはiPhoneから必要な写真を選んで、デジタルフォトフレームに送信するだけですので、自分でする作業はiPhoneからのメール送信のみと、そういうことになります.それだけで遠く離れた実家にあるデジタルフォトフレームに、子供の運動会の写真なんかを追加することが出来るのですね.もちろん、実家に帰る機会があれば、SDカードに最新の写真を詰め込んで持っていって、ライブラリの差し替えは簡単にできます.なんとも便利な世の中になったものです.この夏に実家に行くときに、さっそく置いてこようと思います(でも多分、内容は理解してもらえないだろうし、子供の写真が知らないうちに増えていることも気が付いてもらえないんじゃないかと思いますけど).
ぐーさん
SANYOのALBOという超マイナーな無線LAN搭載のフォトフレームも、メールアドレスを割当ててやると同じようなことができますね。赤外線データ通信も可能だから直接ケータイから写真を転送できるし、カードリーダーもついてるし。送られたメールに簡易返信もできるので実家の両親の安否確認に使えます。