幻魚白蝦蛍烏賊

マウスと比べてみてもこの大きさ．

MacBookProのトラックパッドと比べてみてもこの大きさ．

じっさい、「操作面」はiPhoneよりはるかに大きいのですから、指で操作する「面」としては、かなりの大きさになります．ちょっと大きすぎじゃないかなぁ．基本的には片手の人差し指で操作するわけですし、また、そのときに手のひらの一部がトラックパッドに触れているときちんと操作できない場合があることを考えれば、指一本のリーチなんてたかがしれているし、やっぱりでかすぎです．私の場合、どんなに指を伸ばしても、縦横2／3くらいまでしか使えませんし、自然な操作であれば1／2くらいまででしょうか．

何でこんな大きさになったのかといえば、キーボードと並べてみると理由は明かですね．縦の寸法をキーボードに合わせて、そのときの横の比率を美しく見えるように最適化したらこうなったとか．これだけでかいと、何か他の使い方を考えてもいいんじゃないかと思います．左右の2本指で使うとか、iPadみたいに対戦型のゲームに使うとか．Palmみたいにテキストの手書き入力が出来るようになったりしてくれるととてもありがたいですね．もちろん長文を打つときにはキーボードが必須ですけれど、普段はGoogleの検索キーワードを打つくらいしかキーボード使ってませんからねぇ．その程度のことまでをトラックパッドだけで出来るようになれば、それはそれでおもしろいんじゃないでしょうか．机の上にはでかいトラックパッドが一個あるだけで、ちゃんと使うときにはキーボードを出してくると．それって、ちょっとしたコトはiPadで済ませて、こみ入ったときだけMacを使うっていう使い方と似ていると思いませんか．そういうのってだめかなぁ．

トラックパッド自体の使い心地はMacBookProのものと全く変わりません．何ら違和感なく使えます．サイズが小さければ困ることはあっても、大きすぎて困ることなど何もありません（無駄はあるかもしれませんけれど）．ちょっとおもしろいのは、このトラックパッドはメカ式のクリックも出来るんですね．トラックパッドの面を押し込むと、カチッとクリックできます．もちろんマウスと同様にダブルクリックとかドラッグとかも出来ます．どういう仕組みなのかと思っていろいろ見てみました．トラックパッドを上下から指で挟んで押さえてみてもビクともしません．クリックできません．じゃあどこが可動部分なのか．答えは、トラックパッドの足でした．キーボードにも裏面に付いています、ゴムで出来た2つの丸い足．これがスイッチになっていて、カチカチと動くんですねぇ．だから、トラックパッドを握っておいて、足の部分を押せば、それでカチッとクリック操作ができます．Apple好きの人にとっては凄いこだわり、Apple嫌いの人にとっては変なこだわりっていうところでしょうか．

あと、この文章を打っていてさっそく気がつきました．キーボードとデザインを合わせてあるので、キーボードの横にピッタリと付けて置きたいところなのですが、それをすると、カーソルキーやリターンキーを押すときに、手のひらがトラックパッドに触れてしまい、なんか変てこりんなところにカーソルがすっ飛んでいくことがあります．いくらデザインがそろっているからといって、ピッタリとくっつけて配置するのはちょっと使いにくそうです．そうなってくるとやっぱり、トラックパッドだけでちょっとしたテキスト入力が出来るとありがたいんだけどなぁ．