「びっくりしたとき、関西人ならそういえ」と、姫路に行ったばかりのころに言われました.おなかが痛かったんですよ.みぞおちのあたりをギューッと握りつぶされるような感じで.あれ、なんかおなかがすいてきたなと思ったら、おなかがすきすぎておなかが痛いような感じになって、そのままそこを突破して激しい痛みに.痛い、痛い、痛い、適当に薬を飲んで様子を見ても、痛い、痛い、痛い、病院行こうか、でも夜だしな、痛い、痛い、痛い、救急車は?、そこまでは痛くないかな、でも痛い、痛い、痛い、そんなこんなで3時間くらい脂汗流しながら我慢しているとだいたいおさまるんですわ.最初に痛くなったのは10年くらい前かなぁ.
いろいろ病院も行きました.でも病院に行くときはいつもなおってるんですよね(痛くなるのはだいたい夜中).病院に5軒か6軒くらい.「胃潰瘍ちゃうか?」と言われ、胃カメラを飲んでゲロゲロ言って、「いや〜、なんも無しのすっからかんで、きれーな胃袋ですわ」とか言われて胃腸薬かなんか適当にもらって.まあ、痛いのは1年に1回くらいだったんでね.
それがここ最近、1ヶ月に1回くらいなって、先月はいつも3時間くらいでなおるものが4時間たっても治らんので、夜中に車で富山の救急病院まで行ったんだけど、着いたころにはやっぱり治ってしまって、お医者の先生もやっぱり「胃潰瘍ちゃうか?」でガスターを1粒くれただけ(でもガスター10じゃなくで20だったけどね).
でも、昨日は朝の4時ころから痛くなって、9時過ぎても痛かったので、そのまま近所の病院まで歩いて行って「痛い、痛い、痛い〜」って言ってたら、「一通り検査してみよか」って、血液検査とレントゲンと超音波エコーと胃カメラと回らされた.そんな、今まで受けたことのある検査ばっかりで、目新しいことがわかるはず無いやん、と思いつつ、胃カメラの先生には「アニサキスがいるかもしれんのでもうちょっと詳しく見たいんだけど、胃の中に食べ物が残ってるんでちょっと無理」とか言われて、そんな10年も前からアニサキスがいるわけ無いやんとか思いつつ、診察をしてくれた先生のところに帰って行って、総合判定をしてもらいました.
「ン?、肝臓やられてますけどお酒は飲むの?あっそう、じゃお酒のせいね.白血球とかは異常ないし.レントゲンはと、ウンチがたまってますねぇ.小腸にもおならがたまってます.腸の動きが悪いみたいですねぇ.胃カメラは、あ〜今日はダメだったか.食べ物が残ってて半分以上見えなかったらしいわ.エコーは満員で受けられなかったみたいだしなぁ.え、エコー受けたの?.どこどこ、ちょっとキミキミ、エコーの結果は?.あぁ、あったあった、え〜っとねぇ、胃は大丈夫みたいね.これは腎臓か.これもOK.これは......、あ〜、これか.これ.この白いの.これですわ.胆石です.また立派なのがあるなぁ.この周りの白いところが胆嚢で、中にあるのが胆石.こっちは脇腹の方からとったのね.こっちにもしっかり写ってるでしょ.胆石です.病名はねぇ、胆石症ですねっと.」で、ここで、ちゃらり〜....
さらに先生は続けます.「この大きさだとすぐに入院して即刻手術のはすなんですけどね、でもねぇ、もうクリスマスでしょ.うちは手術できる体制になって無いんだよねぇ.まあどこの病院も同じだと思うけど.ちゅうことで、これを年明けまで持たせにゃいかんわけだ.わかる?.年明けまで手術できないから.いや、そりゃ、緊急手術ならできるんだけどね.緊急だと、麻酔の先生とか看護師さんもしっかり準備できないからさぁ、あんまりいい手術ができないんだよねぇ.だからこれは、年明けまで持たせて、準備万端できてから手術の方がいいと思いますよ.薬を出しておきますからね、年明けまで持たせられるように.ただ、薬だけで全て防げるわけではないんで、発作が起きたらすぐに救急車呼んで救急病院で手術受けてね.まあ、こんだけ大きかったら、胆管に詰まることは無いから大丈夫だと思うけど.そうそう、ちっちゃい方がかえって詰まりやすいわけよ.胆管が細いからね.その中に入っちゃうから.でもこんだけ大きいと胆管に入れないから詰まることは無いでしょう.じゃ、そういうことで、年明けまで、お酒は厳禁.脂っこいものもダメね.卵とか肉とかもダメだよ.要するに今年の正月はご馳走を食べるなってことだ.」
なるほどなるほど.私の体調不良はそこから来たのか.なんかすごく納得した.腸の動きが悪いのとか、焼き肉食べた次の日に必ず下痢をするとか、そんな事まで説明がつくらしい.しかしエコー検査なんて何回も受けたことあるのに、姫路の病院はヤブばっかりか?.胃カメラ飲んで何の異常もない時点で予測が付かんもんかねぇ.
ということで、一見ひ弱そうに見えて実は大きな病気はしたことがないんです、骨折も入院もしたことがないんです、っていうのが私の数少ない自慢だったのですが、来年早々に手術です.ネットでもいろいろ調べました.超音波衝撃波で「バキューン」とやる方法とか、でも胆石の種類によってできたりできなかったり、できてもその後に再発する可能性が結構高いとか.ちなみに私が行った病院は超音波バキューン装置は持っていません.薬の効果+食事制限+今までの発症周期から考えても、1ヶ月くらいの時間はありそうなので、私の実家の名古屋の病院も含めて、いろいろ検討してみたいと思います.胆石だと思っていたら、もうガンになってた、なんてこともあるみたいですけれど、心配したって良くなるわけでもないので、のんびり行きますわ.10年も前からの症状だしね.今さら1週間とかの期間で劇的に悪くなる確率は、レーザトリミングをしたカーボン抵抗の誤差より小さいでしょう.
そういえば子供のころ、うちの親父も胆石で入院したことがあったっけ、と思いだして、連絡がてら実家に電話して聞いてみました.「親父が胆石の手術をしたのって何歳の時?」「え〜っと、43才」「あっそう、こりゃ時限爆弾付きの遺伝だわ」という結論でした.
コメント