遅ればせながら、日食の写真を二つ.

先日は、何年ぶりかわからないくらい久しぶりの金環日食で、マスコミこぞって大騒ぎをしている中、テレビ東京だけはしまじろうのアニメをやっていて、「ぶれてない」と評価が高かったようですね.私の住んでいる富山県は、残念ながら金環食にはならなくて部分日食だったのですが、ビールの紙製コースターに革細工用のパンチでピンホールを開けて、それで観察をしました.確かにだいぶん欠けましたね.


そういえば、木の枝からの木漏れ日が無数のピンホールの代わりになって、面白い影が出来ると聞いていたので、うちの庭でいくつか写真を撮ってみました.本当にピンホールになるんですね.


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小屋の窓に映る部分日食の陰というか、光の部分.


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小屋の壁に映る、部分日食.


子供のころ、顕微鏡用のガラスにろうそくのススを付けて観察をして以来ですけれど、あれは今では絶対にやってはいけない方法なんですね.カメラのネガフィルムの黒い部分とか、色つきの下敷きとか、当時推奨されていた方法が、今ではことごとく禁止項目になっています.だからといって、その方法で観察した当時の子供たちの目がおかしくなったという話も聞いたことがないんですけれどね.ちょっと最近のマスコミや担当の学術報道は、過剰反応過ぎるような気もします.そういえば、子供のころに推奨されていた歯磨きの方法も、今では最もやってはいけない方法と言われています.わざわざ小学校のグラウンドに全員集合して、でっかい歯の模型と歯ブラシを使って、「ゴシゴシゴシ」と縦に磨きましょう、と、わざわざ出張教育までしていたのはなんだったんでしょうね.そのうち、朝ご飯を食べない方が脳が活性化されて勉強が出来るようになるとか、寝る直前にポテトチップスを食べると、ビタミンが吸収されて体に良いとか、そういうこと言い出すかもしれませんね.


しかし、壁に映る影が日食の形になるというのは初めて見ました.良い経験が出来ました.