昨日、いや、今朝未明か、でも現地の日付では昨日か、どうでもいいけれど、AppleがWWDC2012でいろいろと新製品やら新サービスやら新機能を発表しました.盛りだくさんでしたね.Siriさんが賢くなるとか、Mapサービスが新しくなるとかについては、ひょっとすると「当面の対象は米国内に限る」とかになりそうな気もしますけれど、面白そうで期待しています.MacProについてはあまり興味がないのですけれど、ニュース記事を見るとサンダーボルトとUSB3.0はサポートされていないようですね.今どき珍しい.
一番期待していたのは、私のメインマシンであるところの「MacBookAir 13-inch Late 2010」の買い換え対象になるような機種はないのか、ということでした.もちろんMacBookProのMacBookAir化を期待しておったのですけれど、どうもチョロッと狙いがはずれてしまったというか、ビミョーに期待とずれた結果になってしまったようです.私の気持ちの中では、現行のMacBookAirを15インチにしてもらえばそれだけでよかったんですけれど、それでは製品ラインナップとして成り立たんのでしょうね.どうもAppleの意図するところは、MacBookPro17インチモデルの更なる上位バージョンという位置づけが、このたびのMacBookProのRetinaモデルなのかなという気がします.
昔はいろいろありましたけれど、現在の私がMacに求める最大のものは、手軽さと画面解像度の高さです.スピードなんて放っておいてもそこそこ速いし、そんなCPUをブン回すような処理はしないですし、メモリーは多い方が気分が良いですけれど、あとは動画や音楽や写真をあっちにやったりこっちにやったりするときのために、外部インターフェイスはなるべく速いのが良いですね.内蔵ディスクのバックアップを取るだけで2時間とか、閉口してしまいます.そんな程度ですので、MacBookAirを15インチにしてくれればいいなぁ、と思っていたのです.
AppleはMacBookProの17インチをやめたかったのかな.他社との差別化のためにRetinaタイプを出したかっただけか.そうなるとラインナップ上は最上位機種にならざるを得ないので、CPUも高速でGPUも付けてメモリもたくさんで、となるとバッテリーも小さくできないので、MacBookAirみたいにくさび形には出来ないか.拡張性も考慮しないといけないので、外部インターフェイスをMacBookAirなみに思い切って削ってしまうのも難しいですね.SSDも64GBとか128GBとかでは「ぜんぜん足らない」とか言われそうです.まあ、そうなると、このたびのMacBookProのRetinaタイプは、非常に妥当な製品ということになりますね.しかも、安い方だと、あの巨大な画面が付いてメモリを16GBにしても20万円そこそこで買えてしまいます.オソロシイですねぇ.キラーマシンですねぇ.
ということで、MacBookProのRetinaタイプの安い方は、私にとっては非常に魅力的な一台です(高い方は、私にとっては不必要に高性能です).ただ、気に入らない点を上げるとすれば、やはり愛着のあるMacBookAirで慣れ親しんだ、くさび形になっていないという点.まあ、スクエアなデザインも、それはそれですっきりしていていいのかもしれません.あと一つ気になるのは、実物を見ていないのでよくわかりません、Web上の写真だけですけれどもね、液晶の周りのワクのサイズが揃ってないように見えませんか.横と下は同じなのに、上側のワクだけほんの1mmか2mmくらい大きいように見えます.そういう細かなところに異常にこだわるのがApple製品の良さでもあったと思うのですけれど.スティーブジョブズが生きていたら、「こんなものは犬の糞だ」とか言ったかもしれません.
いやしかし、Retinaの安い方、欲しいですねぇ.これを買うことで私の生活がどれくらい良くなるかということと、払うお金を比べてみないと.その前に、電気屋さんで現物を見てみないといけないか.一番の特徴が液晶なんだから.でも現物を見てしまったら、無条件で買ってしまいそうな気もするし.
あれ?、でも今回1機種だけRetinaになったっていうことは、次の機会にはRetinaの機種が増えてきて、MacBookAirもRetinaになるのかな?.だとすると、例えばあと1年ほど待てば、MacBookAirも全部Retinaになるんだろうか.いや、1年先の話なんてどうなるかわかりませんよね.でもまあ、ちょっと気を落ち着けて様子見ですね.
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