やっとバイクに乗れる気候になりました.

つい1週間前までは、最高気温が35度を超える日もあったのですが、最近やっとバイクに乗れる気候になってきましたので、早速ツーリング再開しました.今日のツーリングは、1回目の車検を受けてから始めてということと、ECUをレーシングタイプに交換したこととあって、今までとはちょっと違った期待感がありました.その様子については、他の改造点も含めてまた後日ということで、とりあえず今日は、今年になってから行ったツーリングコースを紹介します.

まず初めは、私が去年から使っていた「練習コース」と呼んでいたルートです.


まずは高速道路で砺波インターまで行きます.そこから国道156号を南下します.巨大なロックフィルダムである御母衣ダムを過ぎて道なりに行くと、国道158号に入ります.そのまま道なりに高山を目指します.高山からは国道41号を北上して、富山インターに到着すると、そういうコースでした.とにかくバイクに慣れることを目標に走っていたのですが、ダムサイドでは、何度も冷や汗をかきました.
ちなみに御母衣ダムというのは私が名古屋で大学生をやっていたころに、最初にツーリングで出かけた、思い出深い場所です.もっとも、名古屋からですので、方角は北上ですから、富山からだと逆向きになるんですけれど.

つぎに、チョロッとコースが発展します.今年の4月29日のツーリングコースです.


練習コースにもだいぶん慣れて、一日に走る距離を少しずつ伸ばそうということで、高山から41号で直帰するのではなく、そのまま平湯温泉まで行って、左に曲がって、「カミオカンデ」で有名な神岡町経由で帰って来ます.これで距離が30キロほど伸びました.思っていたほど体への負担もなく、イイ感じでした.

つぎは、5月19日のツーリング.これはさらに距離を伸ばそうと、高山から野麦峠を越えて松本市に入り、そこから平湯温泉方面に折り返してきて、そこからは神岡町経由で帰ろうと、そういうルートです.


この野麦峠も私が大学時代にバイクで走った思い出深いルートです.当時はダム湖めぐりが好きで、あのエメラルドグリーンの水面を見ながら走るのが好きでした.野麦峠から下ってきたところにダムがあって、そこから今度は平湯温泉に向かったのですけれど、今は安房トンネルが出来ていますが、当時は難所である安房峠を越えるしかなく、苦労をした覚えがあります.今回はその安房峠を越えるのがメインの目的だったのですが、その入り口まで行くと、なんと「冬季通行止め」って、もう5月なんですけれど、いつまで冬季なんでしょうか.ということで、不本意ながら、安房トンネルを通ってきました.料金所がETCでないうえに、自動徴収のゲートなんで、バイクにはつらい料金所でした.

つぎは、5月26日のツーリング.今回は趣向を変えて1泊能登半島周ツアーです.


能登半島一周なんて大変なことかと思って出発したのですけれど、距離はたいしたことなかったです.能登半島の先っぽの宿を予約しておいたんですけれど、昼過ぎには着いてしまって、時間つぶしに苦労しました.1日走った疲れが宿に泊まることで取れるかということと、取りきれない疲れが2日目にどれほどの影響を与えるのかを見るための実験だったんですけれど、特に問題なく完走できました.ただ、宿の飯が悲惨なくらいまずかったです.「漁師の店主が、前どれの魚貝類を豪快にさばく」とかいうふれこみの、けっこう高いプランだったんですけれどね.ぜんぜんダメでした.あと、ビールがね、スーパードライの瓶ビールが1本¥700って、山小屋とかではない平地の宿では日本一高いんじゃないだろうか.北陸電力の志賀原発の前も通ったはずなんですけれど、何か森に囲まれていて、原子炉建屋とか何にも見えませんでした.

つぎは、6月2日のツーリング.これは前回のリベンジとして安房峠が通れるようになったことを確認した上で出発しました.


この頃になると、シフトダウンの時にブリッピングが比較的正確に出来るようになっていました.あれ、初心者にはけっこう怖いんです.とくに排気量が1100もあると、ちょっと回転上げすぎただけで、クラッチつないだ瞬間(乾式クラッチだし)にガポーンと加速してしまって、コーナー前の減速でエンブレかけるためにやってるのに、コーナーは迫ってくるわ、いらんところでいらん加速はするわで、けっこうキツいものがあります.この頃には、必要なときに必要なタイミングで、頭で命令しなくてもブリッピングでシフトダウンが出来るようになっていたのですが、だいたい3速までだったんですよ、それでたいがいの道は走れていたんです.で、いま何速に入っているか、頭の中で数えながらシフトしてるんですけれど、野麦峠を走っているときに、頭の中で「4→3→2、って、2速使うの?」って自分で驚いたんですけれどね、これが安房峠に行ったら、「3→2、まだダメ、→1、って1速ですか?」って、自分で突っ込みを入れてました.交差点以外で1速使うって、やっぱり安房峠は難所ですね.

つぎは6月23日のツーリング.前回、能登半島一周で1泊ツーリングがOKということだったので、今度は1泊でどれくらい距離が稼げるかの実験で、富山から紀伊半島一周してきました.泊まったのは私の大好きな那智勝浦町の「ホテル浦島」.ここの晩ご飯に、ホテル内の「海つばめ」という居酒屋で地元の魚貝類を食べるのも楽しみです.


走っているのはほとんど高速道路で、紀伊半島の先の方だけ国道です.朝出て、午後3時ころにはホテルに着いていたので、いいペースというか、決して不可能な距離ではないなと思いました.まあ、それなりに疲れましたけれど、帰りも含めて走るのには問題なかったです.距離は自宅からでだいたい往復1200キロくらい.二日目は岸和田のあたりまで雨の中走ったのですけれど、やっぱり雨は怖いですね.マンホールのふたが道路の真ん中あたりに作ってあって、またそれがバイクのラインときっちり一致するんですよね(車のラインから外すためなんだろうけれど).それでもまあ、焦ることなく、急ぐことなく、無事に帰ってきました.

そして、この紀伊半島1周を最後に、梅雨入り→梅雨明け&猛暑のせいで、バイクシーズンは一時お休みとなり、このたび約3ヶ月ぶりのツーリングとなりました.早く乗らんとバイクのバッテリーが上がってしまわんかということと、車検の時にハンドルを変えてもらったのと、ECUをレーシングタイプに変えたのと、そこらへんの様子を早く知りたくて、出かけてきました.


コースとしては、以前走った安房峠コースとほぼ同じですけれど、今日はちょっと買い物がしたくて新穂高ロープウエイの駅に寄ってきました.ロープウエイには乗っていません.ちなみに、ロープウエイに乗ると駐車料金が¥300かかるそうですけれど、買い物だけだったら無料なんだそうです.なんか変ですね.
安房峠にたくさんの路駐の車がいて、あんなところに車止めて何するんでしょうね.山だから釣りでもないでしょうし、山菜やキノコのシーズンでもないし、たまに車から降りたばかりの人を見ると、なんか軽めの登山のようなザックを背負っていたんだけど、どこか登る山があるのかな.でも時間は午後2時くらいだったんだけどなぁ.
熊がいましたよ、道路に.サルはよく見ますけれどね、何かイヌみたいのがいるなぁと思って通り過ぎるとサルだったって.今日はなんか黒いのがいたんですよ.黒いイヌじゃないしナニ?と思って走っていたら、またそいつが道路の向こうに向かって逃げるもんだから、それを追いかけるような格好になってしまって、おかげでよく見えたんですけれど、熊でした.ちょっと小さかったのでまだ子供かな.でもそうなら近くに親がいるんですよね、きっと.バイクに乗ってたら怖いことないけれど、歩いているときには出くわしたくはないですねぇ.

とまあ、今年のツーリングは今のところこんなところです.富山のバイクシーズンは短いです.11月になって初雪が降ったりすると、もう凍結防止剤がぶち撒かれますので、天気が良くてもバイクで走ることが出来なくなります(走ってもいいけれどバイク塩だらけになりますからね).今年はあと何回くらい行けるかなぁ.なるべく上手になりたいなぁ.