家に帰ってみたら、本当に楽天から「kobo touch」が届いていました.商品を送りつけて、開封させて、あとになって料金を請求なんていう押し売りもありますけれど、まさか楽天はそんな事しないだろうと思って段ボールを開けてみたところ、やっぱりそういうことを想定したチラシが入っていました.
「特別なお客様への感謝の気持ち」ということのようですけれど、どれくらい特別なお客様向けなのかとか、そういう基準ははっきりしないです.なんでタダでもらえたのかは不明です.
チラシの内容を確認した後に梱包物を取り出すと、こんな感じ.
まず、画面タッチで操作をするにもかかわらず、タッチの反応が非常に悪いです.タッチを認識しないことも多いですし、タッチした場所がずれてしまうことも多々ありました.検索の時などでは文字入力にソフトキーボードが表示されるのですけれど、目的のキーを押しても反応しない、何度も押しているうちに隣のキーが反応してしまうという具合で、ほんの数文字を入れて検索をするのもオオゴトです.
ハードパワーが不足していることもあって、ページめくりのタッチをしても反応がないときに、タッチを認識していないのか、タッチは認識したものの処理中なのかわかりません.イライラして何回もタッチをすると、いっぺんに数ページ先に進んでしまう事がよくありました.
オートバイのマニュアル表示のように横表示をすることは可能なんですけれど、そのときでもページめくりのタッチ位置が横表示に対応した位置に変わってくれません.縦表示の時と同じところをタッチしないとページがめくれません.つまり、横表示の時は画面の上と下をタッチすることでページめくりをします.自分自身が横表示をしていることはわかっているのですから、それくらいの対応はして欲しいです.
ハード的に細かい部分の作り込みが悪いです.USBコネクタがキツキツだったり、SDカードスロットはユルユルだったり、ホームボタンはツメで思いっきり押さないと反応しなかったり、電源スイッチをスライドさせてもバネの力で戻ってこないのでツメで押し戻す必要があったりと、数少ない操作部分のほぼすべてに難があります.まあ、あからさまなチャイナクオリティーって感じです.
パソコンで本を購入するためのソフトの出来が悪くて非常に使いにくいです.
例えば「バーテンダー」というマンガを検索したとき、普通は1巻から順に表示されると思うのですけれど、その表示順がメチャクチャです.どういう順番なのか、例えば評価の多い順なのか、発売日順なのか(これはないですけれど)、登録日順なのか、ぜんぜんわかりません.
本を検索して1冊を選択表示しても、内容を1ページも見ることが出来ません.これではなかなか新しい本を買うのは難しいと思います.せめて10ページくらいは内容が確認できないと.
「寄生獣」というマンガを検索すると10冊表示されるのですけれど、全部「寄生獣」と表示されていて、どれが何巻なのかわかりません.本の表紙のイラストに書いてある数字で判別は出来るのですけれど、他の本は、本の題名と一緒に何巻か書いてあるので、この本だけ情報が抜けているのでしょう.
こんな具合で、チョロッと使っただけでも不具合を訴えたくなる点はたくさんありすぎます.電子ペーパーはスバラシイですけれど、製品としての作り込みがサッパリという感じで、まるでiOS6.0でメタメタになってしまった地図アプリのようです(スバラシイ点はスバラシイのですけれど、その周辺がガタガタ).
ということで、タダでもらっといてなんですけれど、使う気にはなれんなぁ、って感じです.なんか、いい使い方、いい使い道があるかもしれないので、しばらくは様子見ですね.
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