なんだか最近、とは言わないけれど、ここんところ数年くらい、Macの動作がおかしくなることがあった.ついでにiPhoneもおかしな動作になることもあった.Appleの製品の良いところは、使い方がよくわからなくても思いつくまま適当に使っていれば、それなりに使えてしまうことだと思う.使えるというのは「動かすことができる」というレベルではなく、「それなりに十分活用できてしまう」ということ.30年ほど前に初めて買ったMacにろくな説明書が付いていないことが非常に新鮮な驚きだった.ところが最近は、どうも私が思っていることとAppleが思っていることがズレてしまったようで、思いつくまま適当に使うと全く動かなかったりすることがある.これも私が老化したせいかなと思ったりしたのだが、どうもAppleの方も変わって来ていることがわかってきた.そんな話です.
MacOSXの「メール」が、時々送信できなくなることが何度かあった.半年に一回とか、1年に一回とか、そんな頻度だったと思う.それがここんところ2年か3年くらいか.トータルで4回くらいだったか.最初はよくわからずにメールのアカウント設定をやり直していた.最近、問題になるのはSMTPサーバ設定だけであることがわかった.どうもサーバ設定が合っていないので、メール送信でエラーが出ているようだった.で、SMTPサーバ設定をやり直すと、ちゃんと送信できるようになった.でも、iPhoneでもSMTPサーバの設定関連でキャリアメールが送れないことがあったり、どうもこっちの問題というより、そっちの問題じゃないのかという気がして、Googleで検索してみたら回答があった.いつからかわからないけれど、ちょっとだけ面倒な機能が追加になったらしい.
メールの「環境設定」→「アカウント」の中の「送信用メールサーバ(SMTP)」のタブを押して、一番下の「SMTPサーバリストを編集...」を選択する.
そうすると、こんなのが開くのだけれど、この内容が勝手に変わるようだ.
その瞬間を見たわけではないけれど、「認証(なし)」になっているところが勝手に変わるらしい.それはなぜかというと、その上の方にある「アカウント設定を自動的に検出して管理」のところにチェックが入っているから.こんなチェック入れた覚えないけれどと思ったら、いつの頃かOSにこの機能加わった時に「チェックあり」で追加されたらしい.ナンテコッタイ.
チェックを外した上で、正しい設定に直せばそれで完了です.この状態で1年くらい異常がなければOKということでしょう.
昔はちゃんと動いていたのに、いつの頃からか変な動きになったなと思っていたのは、その頃にこの機能がOS追加になったんでしょう.こういう「よく分からない設定を自動的に変更しておきました」的な動作はWindowsの真骨頂だと思っていたのですが、Macでも取り入れられたのですね.知らなかった.
最近気になっているのは、AppleがiCloudを使って強烈な囲い込みに来ていること.今までのように適当に「はい」を押していったら、「iCloudの容量が足りません.有料プランにアップグレードしますか?」とか言われて、何の設定がひっかかったのか調べて設定し直したのですけれど、その後も、iCloudを使っているのを前提にして設計されているアプリとかがあって、いちいち面倒臭いことになります.面倒から解放されるのなら、月々多少のお金を払ってもいいかな、と思わず考えてしまうほどです.そこが狙いなんだろうな.なんかAppleの方針もずいぶん変わったなと感じます.外見は変わっていないけれど、芯の部分が変わった感じ.トップが変わったんだから仕方ないですね.
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