Apple Watch Series４を使い始めてから、１ヶ月ほどたちました．１ヶ月使ってみた今の感じは、ちょっとイイ感じです．普通に使っているときの気分がイイです．そういうことを言うと、「またApple信者か」と言われてしまいそうですが、なんかうまく表現できませんね．Series２と比べて劇的に良くなったという点はあるのかもしれませんが、私が普段使っている限りでは、その機能は使ってないんでしょう．でも、普通に使っているだけでも端々の細かなところが良くなっている、そんな感じです．
たとえば、Apple Watchは普段は表示が消えているのですが、時計を見ようとして腕を上げると表示が自動的に出る仕組みになっています．でもこれが機械のやることなので、見ようとして腕を上げても表示されないことがあったりします．そういうときには画面をタッチすると表示が出るんですけれど、二度手間ですよね．この二度手間の割合が、Series４では圧倒的に少なくなっています．片手がふさがっているときに時間を見ようとしても画面が出なくて、二回くらい腕を上げ下げしても反応しなくて、思いあまって鼻の頭で画面タッチをしてみても表示が出ない上に、鼻の脂で画面が汚れて「あーもう！」っていうようなことがほとんどなくなりました．
Siriさんに妙な間があったりして会話が衝突してしまって「ちょっとなに言ってるかわからない」って言われることも少なくなっています．場所を確認しようと思ってマップを開いてもなかなか現在地が表示されずに、「もういいわ！」ってiPhoneを取り出して画面ロックを解除した頃に、やっと地図が表示されるとかいうことも少なくなりました．「これができるようになった」ではなくて「こういうことが起こらなくなった」っていう話なので、なかなかつかみにくいです．でも、ときどき比較のためにSeries２を使ってみると、やっぱりSeries４はよく出来ているなと実感します．
発売前はサイズが大きくなったことの違和感をちょっと気にしていたんですけれど、身につけたときの不都合は全く感じません．やっぱりそこら辺はよく考えてデザインされているんでしょう．でも、画面サイズが大きくなったのは、１ヶ月使った今でも何か表示を見るたびに感じます．Series２より大きくて見やすいです．買い物しながらリマインダーを見るときなんかは、本当に見やすくて助かります．より、年寄りに優しくなっています．
でもまあ「これはどうなの？」っていうところもあります．「手首をあげて話す」だけでSiriさんが起動するっていう機能が新しく追加されているんですけれど、これがまた微妙で、ちゃんと起動できる確率が低いです．声の大きさとか、手首を上げる速度とか角度とか、口からの距離とか、いろいろトライしてみたんですけれど傾向が全くつかめず、これなら普通にデジタルクラウンを押してSiriさんを起動する方がラクという結論に達しました．もし人前でカッコよく手首をあげて時計に向かって話しかけて無視されたりしたら、ちょっと恥ずかしいです．どうせ誰も見ていないとは思いますけど．
デジタルクラウンを回すときにカリカリ回っている感じを演出する「触覚フィードバック」という機能も、なんかやっぱり実際の機械的な感じとは大分違っています．たとえばアラーム時間を合わせるときなんかにデジタルクラウンを回すんですけれど、触覚の方をあえて無視して、表示の変化に集中しないと時間が合わせづらいです．デジタルクラウンが回っていることはわかるんだけど、どれくらい回っているっていう情報まではフィードバックできていないんだと思います．
あとは、新しくできた情報量がやたら多い「インフォグラフ」という文字盤ですけれど、やっぱり、対応するアプリがまだ少ないっていうのがネックですかね．昔から使っているアプリが「インフォグラフ」では表示できないことが多いので、私としては現状で有用に使える感じではないです．ただ、面白いのは面白いです．特に、文字盤に画像を表示する方法とかがわかってから、いろいろやってみました．
バックをホワイトにしたこの文字盤を見ていて、なんか感じが似ているなと思いついたのが、
「このすば」の文字盤．設定しだいでこんなことも出来ます．
「このすば」の文字の部分は、連絡先の顔写真を設定する部分なので、この部分をタッチすると、
こんなことになってしまいますけど．
ちょっと色々あって、まだあんまり使い切れていないですし、自転車にも乗れていないんですけれど、日常的な使用でも出来の良さは感じることが出来ます．新しく購入する人はもちろん、私と同じようにSeries２以前からの買い換えでも、Apple Watch Series４の良さは実感できると思います．
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