超ワタクシ専用照明装置の改良.

以前作った照明装置ですけど、完成したときにはとても良い出来だと思っていたのですが、使ってみると具合の悪いところが出てくるという、ありがちな展開になりました.手元の狭い範囲を出来るだけ明るくするために、目の前の非常に近い位置に照明がくるので、その位置でもまぶしくないようにL字のアルミアングルを使って手前方向への光の拡散を制限したのですが、制限しすぎました.本を見ながらパソコンの操作とかするときに、パソコンのキーボード上は十分明るいけど、そこに本があるとキーボードが使えない.で、本を手前に引くと今度は光が届かなくて本が読めない.それくらい強力に光が制限できるのはいいんですけど、制限範囲を間違えてるわけです.これを改善します.ついでに、ジャンク屋さんで買ってきた電源装置にまだ余裕があるみたいなので、LEDテープの本数を増やして、さらに明るさを追加したいと思います.


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PETGで印刷しました.


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今までのものがこれ.


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新しいのがこっち.

何が変わったかというと、L字の向きが変わっています.古いほうは上面から手前側に来て下がっていますけど、新しいほうは上面から奥側にいって下がります.今回は図面を書いてチェックしました.前のだと45°くらいで遮断されていた光が、今回のでは60°くらいの所まで届くはずで、実際、fusion360の解説本を見ながらパソコン操作が出来るようになりました.これでイロイロはかどります.


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明るさはこんな感じなのですけど、写真で見てもよくわかりませんね.手前側が明るくなった分奥側が暗くなりますが、まあ、奥はそんなに明るさを必要としていないので良しとします.

自分の用途とか都合に合わせてこんなふうに改造できるのも、自作のいいところですね.3Dプリンターのおかげで、そういう改善作業もずいぶん簡単にできるってもんです.


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これは、データーをダウンロードして印刷した、何て言うんでしょうか、「ビルドプレートを引っ張るときのツマミ」的なものですけど、見事に変形してポロンと落っこちてしまいました.PLAだとあれくらいの熱さでも限界超えてるんですね.積層面でひび割れているし、まっすぐのところが反ってるし.


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PETGのほうが熱には強いようなので作り直しです.こんどは自分で設計しました.手前の細いやつが、最初に作ったはめ合わせ寸法確認用のものです.PLAのが積層面で割れたので、今回は印刷方向を工夫して積層面に力がかからないようにしました.


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こんなふうに取り付きます.印刷が終わってビルドプレートが前に出てくるとステッピングモーターのロックが解除されてしまうので、この取っ手があると、印刷完了したブツを取り外すときにとても便利です.

なんというか、fusion360と3Dプリンターで出来る領域が徐々に広がってきて、不便だなと思ったときに、こうすりゃいいじゃんって考える領域と、少しずつオーバーラップしてきた感があります.これから、もっとどんどん出来ることが増えて楽しくなってきそうです.