ちょっとだけ便利.

3Dプリンターを使って、ちょっとだけ便利になる小物を作りました.いわゆる小ネタの消化です.

まずは、車のリモコンキーです.車に乗るときはほぼ一人なんですけど、たまに人が一緒に乗ることがあります.車から降りていつもの調子でドアを閉めざまにドアノブのスイッチでロックしても、同乗者がまだドアを閉めていないとロックできない.だから同乗者がドアを閉めるまで、ドアノブを握って待機.でも、同乗者はそんなこと気がつかないことが多くて、実にゆっくりと車から降りる.雨や雪が降っていると悲しいことになります.そんなときに、ポケットの中に入れたままで使える、ロックだけが出来るリモコンキーがあれば便利だなと思い、作ってみました.

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今回もたくさん作りました.ポイントは、前面と背面の二つの部品のはめ合わせです.ネジ止めだとどうしてもスペースが無駄になってサイズが大きくなるので、はめ合わせに挑戦しました.


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こんなふうに、純正のリモコンキーの中身を移植します.


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純正キーと比べるとずいぶんの小さく出来ました.でかいポッチの下にロック用のスイッチが来るようになっています.これだけでかいと、ポケットの中に入れて服の上から押してもポッチの位置がわかりますし、キーが裏をむいていても、そのまま背面を押せば、体と挟んでスイッチをONすることが出来ます.なかなか便利に使えています.


つぎは、自転車の部品.
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形状からして何かのクランプだというのはわかると思います.


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こんなふうに、シートクランプのすぐ上のシートポストにつけます.私の愛車 Surly 1x1 ですけど、見ての通り革サドルを使っているので、メンテナンスのためにけっこう頻繁にサドルを外します.そのときにシートポストごと抜くので、そのたびにサドルの高さを合わせる必要があります.サドルの高さがわかるように、シートポストにマジックで印をつけてみたり、ガムテープを巻いてみたりしたんですけどどうしてもズレるんですよね.でも、これで締め付けておけば、ズレません.試しに、どれくらい締め付けたら破壊できるかやってみたんですけど、私の力では破壊できませんでした.けっこう丈夫です.



次はこれです.
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斜めに突き出ている部分は中が空洞で、照明を作ったときの残りのパイプを突き刺しますと、


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ハゲ隠しの帽子が一度にたくさん掛けられるようになります.


こういった細かなものを、お風呂で考えたのをちょっと作ってみたとか、トイレで気がついたからちょっとやってみたとか、それくらい簡単に気軽にできたら楽しいだろうなと思います.まだまだ道は遠いですけど.