先日、スライムシャワーをイメージしたiPhone SE用のスマホケースをTPUフィラメントで作ってみたんですけど、自分のイメージとはほど遠い「安物のビーズとかで激しくデコったスマホケース」みたいになってしまいました.そのときは自分の考えたとおりに作ったつもりでいましたけど、やっぱり面倒くさいところを手抜きしていることに気がつきました.
これがダメだったヤツ.スライムの形状なんですけど、下絵からスケッチを作ってから押し出して、それをサイズを変えてコピーしていました.手抜きといえば手抜きというか、もっと面倒な手順を踏めば、別のモノを作ることも出来るわけです.
今回作り直したもの.ベースになっているケースは使い回してで、スライムだけ作り直しました.スライムの下絵を大中小の3つ用意して、そこからスケッチを別々に作成しました.スライムの立体化は、180°の回転で作ったものをZ軸だけ圧縮して薄くして、0.5mmの平面押し出しを結合してあります.
印刷も、前回は0.4mmノズルでしたが、今回は0.2mmノズルで、外壁を私の限界値である2層にしてあります.インフィルはジャイロイドを10%で、手触りとしては柔らかい座布団みたいな感じになりました.微妙な曲面をきれいに表現するために、スライムを立てた状態で印刷しています.
今回のは、なかなか良い出来で気に入っています.手間をかければよくなるわけでも無いですけど、手間を惜しむのはやっぱりダメですね.ここまで来ると、ベースになっているケースを0.2mmで印刷したいところですが、Curaでスライスしてみたら印刷時間が10時間くらいかかるらしい.どうせ何回か失敗するんだろうし、ちょっと長すぎて躊躇しています.ただ、ケース本体も0.2mmノズルで外壁2層で印刷するとフワフワに柔らかく出来そうで、それはちょっと面白そうです.たぶんそのうち印刷することになるんだろうなあ.
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