最近使っているTPUフィラメントは多少のサイズ違いは変形して受け入れてくれるので、はめ合わせなんかは結構得意です.堅いフィラメントだとぶつかって入らなかったり、無理やり押し込むと弱いほうが壊れたり、表面にキズが入ったりしますけど、TPUならそこら辺は問題ありません.発色も綺麗だし、弾力性があるので落としたときの衝撃吸収も期待できます.とりあえずケースの形を作ってみました的なモノから一歩踏み込んだ、結構実用的なモノが出来るんじゃないかと思います.今回は第一段階として、サイズの確認をするための一番単純な形状でやってみます.印刷時間を短縮するために、背面を開放した形で、いわゆるバンパーっていうような形状です.幸いなことに、AppleからiPhoneの形状の詳細な情報が公開されているので、その寸法をそのまま使います.
図面の見方がよくわからなくて、外形の四隅のRがいくらなのか、結局わかりませんでした.ここだけ手作業の実測で、たぶんR9くらいなんじゃないかなと、そんな感じの寸法にしました.
印刷します.
出来ました.内側にサポートが入った状態です.
力任せにサポートをはがします.
iPhoneに装着.思っていたよりピッタリでちょっとびっくりしました.なかなかの出来映えです.
背面.
ボリュームスイッチまわり.公式の図面を使っているので、さすがの精度に出来上がっています.
Dockコネクタまわり.普段からスピーカーを使わないので、穴は開けていないです.そういうのを自由に出来るのも自作のいいところです.
液晶面との隙間も、見た限りではゼロです.
ちなみに、これくらいひどい目にあわせても、なんともありません.ちゃんと元の形に戻ります.
いろんな方向から引っ張ったり押さえてみたり、歪ませたりしてみましたが、これ以上ないっていうくらいにピッタリの寸法です.実際のところは、フィラメントがはみ出ることできつめに出来上がっているはずですが、そのぶんTPUが伸びてピッタリフィットになっているのでしょう.なんかもうこれで十分じゃんっていうくらいよく出来ています.ただまあ、これはあくまでも寸法の確認用です.これで寸法は確認できたので、これを土台にして次の段階に進みたいと思います.
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