ちなみに、私がCatalinaにアップデートしてからの不具合というかトラブルはもう1つありまして、Xcodeのアップデートが終わらないっていうもの.AppStoreのアイコンにいつまでたっても赤いバッチが付いていて、Xcodeのアップデートをかけると、うちの貧弱なネット環境の帯域を全部かっさらっていく.そして何時間も無駄にリソースを消費したあげくに「インストールできませんでした.もう一回やってください」みたいなメッセージが出る.これはネットで調べたら、MacOSのバージョンアップ時にはよくあることのようで、対策は超簡単でした.Xcodeを削除してからやり直す.削除っていうのは、Xcodeを「ゴミ箱に入れる→ゴミ箱を空にする」っていうだけ.Xcodeなんて1年に一回くらいしか使わないので、削除したままにしました.必要な時にまたインストールすることにしよう.細かなファイルはいろんなところに散らばっているみたいですけど、とりあえずAppStoreからの「アップデートしてよ」っていう意思表示が無くなればOKなので.
それで、私がiTunesのライブラリを復活した手順ですけど、毎度のことですが、これは私の環境で私がやったら出来たっていうだけのことなので、参考にされる方は自己責任でお願いします.くれぐれもバックアップはお忘れなく.そして、バックアップをする時には、正常なバックアップを、すでにぶっ壊れている情報で上書きしないように気を付けてください.バックアップから戻せばいいやと思って戻したら、すでに汚染されたデータしか残ってなかったっていうことが、たまによくあります.
では私のやった方法、以下は全部アップデート済みのCatalinaでやった操作になります.使っているのはMacBook Pro (Retina, Mid 2012)で、内蔵SSDの480GBです.そうそう、なんか頼んでもいないのにクラウドにバックアップがあるようで、そっちからポツポツとデータが来たり来なかったりで、操作の結果どこが変化したのかわかりにくくてしょうが無いので、ネットワークは切ってあります.
ミュージックアプリを立ち上げた状態です.いつまで待っても中身がすっからかんのままでした.
アップデート前にMojaveのiTunesのライブラリが入っていたフォルダの中の、データベースファイルです.「iTunes Library.xml」というのをいじりますので、コピーを取ってから作業をします.
適当なエディタで「iTunes Library.xml」を開いて、「Volumes/Macintosh%20HD%20-%20Data」っていう部分を全部「Volumes/Macintosh%20HD」に置換します.「%20」っていうのが半角スペース文字「 」のことですので、「Macintosh%20HD」っていうのが「Macintosh HD」のことです.起動ディスクの名前を変えている時には、それに対応して「Macintosh%20HD」の部分が変わってきます.全部置換したら、そのままセーブします.
私の場合ですけど、「ミュージック」フォルダの「iTunes」フォルダの中に今までのiTunesライブラリデータが入っています.25GBほどのサイズです.これが「ミュージック」アプリ用に変換されて「Music」フォルダに入るようです.データがコピーされるので、それに応じた空き容量が必要です.「ミュージック」アプリの設定変更でコピーしないようにも出来るんじゃないかと思いますけど、今回は新しく綺麗なライブラリを作るという意味で頑張ってコピーしてもらいました.
「ミュージック」アプリの、メニュー「ファイル→ライブラリ→プレイリストを読み込む...」で、
先ほどセーブした「iTunes Library.xml」を読ませます.
はい、ライブラリの変換とコピーが始まりました.
先ほどの「Music」フォルダがモリモリ大きくなっていきます.完了まで数分でした.ほぼほぼコピーの時間かな.
そしてライブラリ復活.
全部の曲がもれなく来ているかどうかは確認できていませんけど、最近聴いている曲は来ていましたし、最近使っているプレイリストも大丈夫でした.気がつかないような曲が気がつかないうちにどっかにいってしまうのは、まあよしとします.いわゆる「なんか知らんうちに無くした」っていうことで.
これで、私のCatalina移行は終わりでいいかな.32ビットアプリが動かなくなるとか、今までのアップデートに比べると用心すべき点も多かったんですけど、なんといってもリマインダーの連携が出来ないのが不便でした.MacOSより先にiOSとかWatchOSのアップデートをしてしまってから、「あれ、MacとiPhoneのリマインダーが連動してないけど、どうしたんだろう」って調べたら、互換性無しなので古いバージョンとは連携できませんって.そのおかげで、あまり様子見も出来ないままCatalinaにアップデートしたら、こんどはiTunesのライブラリが全部消えた.ちょっとショックでしたけど、なんとか解決できてよかったです.
しかし、「Macintosh HD」だったり「Macintosh HD - Data」だったりっていうのは、しばらくは何か問題が起きそうだけどなあ.Catalina以前のアプリとかOSはそんなこと知らないんだし、古いシステムからCatalinaのボリュームを見る時には、意識的に注意しといた方がよさそうですね.
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