なおってなかった.全然ダメなところが残ってました.
私は車の中で音楽を聴くために、カーナビにiPod nano(正方形で液晶が付いていて、世代でいうと6G)をつないでいます.カーナビとの接続が30ピンコネクタだし、環境が超厳しい車内で繋ぎっぱなしで放置するのに都合がいいので.で、晴れてミュージックアプリもちゃんと動くようになったし、Catalinaにしてから初めてiPod nanoとシンクロしてみました.iTunesじゃなくてFinderでやるんだよね、ってやってみたら、これ抜群に使いにくいなあ.
そもそも、Finderのちっちゃいウインドウでは全然見える範囲が足りない.ウインドウを大きくすればいいんだけど、Finderのウインドウってそんなに画面いっぱいにして使う人もあんまりいないでしょう.使い終わったら小さくすればいいんだろうけど、面倒くさいし.
時間かけて同期してみたけど、
アーティスト表示はできる.曲の再生も出来た.
アルバム表示も大丈夫だった.
でも、プレイリストが0曲.中身も何も入っていない.念のためにiPod nanoを初期化してもう一回同期してみたけど、同じだった.ダメじゃねぇか.
ちょっといじってみたら、曲の再生は出来るけど、プレイリストだけが来てないみたいな感じだった.もちろん、Macのミュージックアプリではプレイリスト表示も出来るし、プレイリストの再生も出来てる.
なんかコンピュータでは珍しい微妙な壊れ方だよな.曲データ本体は来ている.再生も出来る.プレイリストだけ来ていない.あれ、これってMojave→CatalinaのiTunes移行失敗の時と似てるよな.もしかして、上手く行ったと思ってるけど、本当は上手く行ってないんだろうか.でも、Macのミュージックアプリは何の支障もなく使えているし、と思って、画面をジーっと見てたら、あれ?
この画面、赤い字を3カ所入れました.一番上はスマートプレイリストで、真ん中はプレイリストを入れるフォルダで、一番下は普通のプレイリストなんですけど、左端のアイコンをよく見ると、真ん中のプレイリストフォルダであるべきところが、スマートプレイリストのアイコンになっとる.これ、おかしいじゃないか.いま選択しているところがフォルダであれば、画面の右側には曲データがズラッと並ぶはずだけど、名前の下に「スマートプレイリスト」って大きく書いてあるし、下の方には「ルールに一致する項目はありません」とか出てるし.おかしいじゃないか.なんだこれ.
ということで、手作業でプレイリストフォルダを作って、そこにプレイリストを移動して、元からあった、フォルダなんだかスマートプレイリストなんだかわからないものを削除しました.並び順が多少変わりましたけど、アイコンもちゃんとフォルダのアイコンになりました.この状態であらためてiPod nanoと同期してみると、
ちゃんとプレイリストが来ました.
プレイリストフォルダもちゃんと機能しています.
なんでこんなことになったのか、怪しいのはCatalinaのミュージックアプリで引き継いだ「iTunes Library.xml」というファイル.このファイルの中で、MojaveのiTunesが「フォルダ」のつもりで書いた記述を、Catalinaのミュージックアプリが「スマートプレイリスト」として読み込んだっていうのが、一番かんたんに今の状態を説明できるような気がする.ちょっと見てみよう.
本来なら私が「#01」という名前を付けた「プレイリストフォルダ」があるはずなので、「iTunes Library.xml」の中で検索してみると、「#01」の1行下に「Smart Info」という記述がある.これがスマートプレイリストを表しているんじゃないかと思って、今度はCatalinaのミュージックアプリで「ライブラリを書きだし...」をやって出来たファイルで「Smart Info」を検索してみた.
これは間違いなくスマートプレイリストです.本来普通のプレイリストでいいはずなのに、私がわざわざスマートプレイリストにしたんです.
ほら.なんでこんなものをスマートプレイリストにしたんだろうか.
本来フォルダであるはずの「#01」に「Smart Info」なんていう情報を付けたのは誰なのか.またデータがぶっ壊れそうでちょっと怖いですけど、MojaveでiTunesを起動して、「iTunes Library.xml」の記述がどうなるのか、確認してみました.
結果としては、iTunesが自動で作る「iTunes Library.xml」の内容では「#01」に「Smart Info」が付いていました.タイムスタンプで、いまiTunesが作ったっていうことも確認済みです.
iTunesから「ライブラリを書きだし...」で作ったファイルの中では「Smart Info」は付いておらず、普通のフォルダっぽい感じです.
なんでこの二つのファイルの中身が違う記述になるんだろうか.それが正解なのか、何か間違いがあるのか、私にはわかりませんけど、「Smart Info」という記述がある「iTunes Library.xml」をCatalinaのミュージックアプリに読ませた結果、フォルダであるはずのものがスマートプレイリストになってしまったのではないかと予想します.
だとすると、iTunesの「ライブラリを書きだし...」で作ったファイルをCatalinaのミュージックアプリに読ませれば、正しくプレイリストを構成してくれたんだろうか.ま、私の場合は手作業でプレイリストの構成を修正した方が簡単ですので、これ以上先に突っ込むのはやめときます.
これで本当に全部正常に動作することを、全力で祈ります.
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