結論から言うと、オートレベリングのあとゼロ点の手動調整をする前に、忘れずにオートレベリング用のセンサーを外しとけって話です.外し忘れると、FLSUN QQ-S本体に、致命的な損傷を与える可能性があります.
最初は初期不良じゃないかって疑っていたんですけど、どうやら私の操作ミスで、FLSUN QQ-Sに致命的なダメージを与えていたみたいです.買った直後から快調に動いていたように見えたんですけど、1つだけ不思議な点がありまして、ときどき原点がズレるんですよね.最初は5回に1回くらい、1層目のときにノズルが近すぎて樹脂が出てこないことがありました.全体的ではなく、部分的にノズルが下がりすぎだったり上がりすぎだったり.最初は一番上にある原点リミットがガタついているかと思って確認しましたが、ガタつきは無しでした.よくわからないものの、一度電源リセットをすると普通に使えていたので、そのままにしていたんですが、最近は異常動作の頻度が上がってきて、50%くらいは異常動作になってしまいました.
何かがおかしいと思って各部を観察してみると、
これがたぶん正常な状態.
となりの軸はこんな状態.ベルトがハの字に開いています.
そのまた隣がこんな状態.こっちはハの字より複雑っぽい状態です.どうなってるんだ.
この下にはほんの数cmの距離で、ステッピングモーターの歯付きプーリーがあるのですが、それでこの状態っていうことは、ベルトがプーリーに乗り上げているんじゃないですかね.
裏蓋を開けてモーターを外してみてみたら、取付金具がこんなになってる.なんすかこれ.
これだけ曲がっていれば、ベルトが右側の方に寄って行って、プーリーの壁に乗り上げても不思議はない状態です.ひどいなあ.
モンキーレンチとプライヤーでキュッと直してみました.
もう一つのモーターの金具も、さっきほどじゃないですけど曲がってます.
金具を真っ直ぐにして組み直すと、こういう状態になります.あの金具をあんなふうに曲げるためには向こう側からベルトを大きく引っ張る必要があります.ベルトを横に引っ張ったり間隔を広げてみたりしましたけど、ちょっとやそっとの力ではビクともしません.自分で3D プリンターを組み立てている途中でちょっと異常なテンションをかけてしまったっていう程度では、あんなふうに曲げることは出来ないでしょう.
このあと普通に組み立てました.モーター取付金具の曲がっている部分を修正したことで、ベルトがハの字になっているのもなおって、やっと正常動作になったと思ってましたが、このあとチョロッと使った時点で、症状が大きく変化します.
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