初っぱなからFLSUN QQ-Sをぶっ壊していたらしい その3.

FLSUN QQ-Sを使っていて、どうも高さ方向でズレることがあるのは何でか、分解して中を見てみたら、ステッピングモーターの取付金具が曲がっているのを発見して、それを直しました.これで原点のズレもなおっただろうとテスト印刷をしたら、「バッキーン」と音がしてベルトが切れてしまいました.汎用のベルトを使って自分で直せそうだったので、amazonで注文をしました.


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これが届いたベルト.なんというか、飾りっ気も何もないです.


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FLSUN QQ-Sをイイ感じにバラします.購入後に荷物として到着した時よりもバラされています.


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確認したところ、ベルトがもう一本切れていました.

切れていないベルトを基準にして、新品のベルトを同じ長さに3本切り出します.歯付きベルトなので、歯と歯を向き合わせにして重ねると、同じ長さにしやすいです.これがズレていると面倒なことになりそうなので、慎重に何回か確認をしました.


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新しいベルトを入れます.一番上から引っ張るプーリーを入れ忘れないようにと気を付けていたはずなのに、組み立ての際に1つ入っていないことに気がつき、やり直しになりました.


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この黒いプラスチックの部品は、最初に組み立てた時にシャフトを固定するためのネジ穴がバカになっていたため、メールで連絡して新品の部品を送ってもらいました.この機会にこの部品も交換します.


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シャフトが6本立ったところです.


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組み立て完了しました.


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調整後にテスト印刷してみました.いろいろと定着に問題が出がちなPETGがこれだけキレイに付いているので、異常なしでしょう.

切れたベルトを観察していて、どっちも端から30cmくらいの同じような位置で切れていることに気がつきました.ホットエンドを支える黒いシャフトと6本のスチールシャフトを連結する部分でベルトが継いであるので、ホットエンドがかなり低い位置に来ると、ベルトの切れた部分がステッピングモーターの歯車くらいの位置に来て、その時に2本のベルトに負荷がかかって切れたのかなあって思って気がつきました.


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こいつですわ、こいつ.この、ノズルよりさらに下に付いているのが、オートレベリング用のセンサーです.これはマイクロスイッチで、オートレベリングの時にビルドプレートにゆっくり近づいていって、スイッチが入る位置を記録していってるんでしょうね.で、オートレベリングが終わってから、こんどはいつものようにプリンター用紙を使って、ノズルとビルドプレートの隙間の調整を手動でやります.このときに、ホットエンドは全速で下降してきて、ビルドプレートの直前で減速して止まるんですけど、このオートレベリング用のセンサーを外し忘れていると、減速する前にビルドプレートに全速で激突するんです.恥ずかしながら、私はその激突を2回ほどやっています.もちろんステッピングモーターは脱調して止まります.その時にモーター固定用の金具が曲がったんでしょうね.そして、タイミングベルトの心材の何本かが切れたと.そういうことなんだろうな、きっと.切れた本数が少なかったので、最初のうちは普通に使えてるっぽかったんだけど、ベルトがプーリーに乗り上げたりしてストレスがかかるたびに1本ずつ切れていって、最後の1本が切れたところで印刷不能になったんだ.なんてこったい.

オートレベリングのあとゼロ点の手動調整をする前に、忘れずにオートレベリング用のセンサーを外しとけって話です.