だいぶん以前、いつの頃からか「おっかしいなぁ」と思っていた不具合っぽい動作が、たぶん解決出来たので、そのことを書こうと思います.個人的な印象ですけど、なんかこれもmacOS Catalinaの不具合じゃないのかなと感じています.
具体的にどんな動作かというと、「AirDropでiPhoneからMacに写真を送ろうとすると、Macは1台しか無いにもかかわらず、送り先が二つ出てくる上に、実際に送れるのはそのどちらか一つだけ」というものです.
いや、MacBook Pro2台も持ってないし.しかも、タイミングによってはどちらか一つしか出てこなくなるので、送れない方のアカウントだけ表示されている時には、写真は送れなくなります.
現在使っているのは、macOS Catalinaのバージョン10.15.6でした.
AirDropの送り先に出てくる「MacBook Pro 15」っていうのは、これのことだよなあというのは、なんとなく思っていました.「システム環境設定」の「共有」で設定する「コンピューター名」っていうところ.で、なんでここから「MacBook Pro」なんていう送り先がもう一つ出てくるんだろうかと思っていたのですが、あっと思って「opt+再起動」.
実は私は、何かあった時のために起動ボリュームを小分けにして、少し古いバージョンから起動出来るようにしてあるのです.最近は最新のOSでは起動出来ない古いアプリも増えてきているので、けっこうちょくちょく使っています.
で、こいつのコンピュータ名が「MacBook Pro」.iPhone側でこれを記憶していて、実際には起動していないのにその名前のコンピュータにAirDropで転送出来ると思い込んでいるんじゃないかと.
ボリュームの様子はこんなふうになっています.MacOSXっていうのが現在の起動ボリュームで、サイズは40GB程度です.あとの全領域をCatalinaで使っています.
このとき、iPhoneからAirDropで写真を送ろうとすると、出てくる送り先は一つだけですし、送信も正常に完了します.
そのままの状態で、Macを再起動してCatalinaを立ち上げると、「MacBook Pro 15」が追加されました.「MacBook Pro」も残ったまま.そういうことなんだな.
で、Catalina側のコンピュータ名を「MacBook Pro」にしてからWi-Fiを接続解除→接続再開したら、あっさりなおりました.iPhoneに表示されるAirDropの送り先も「MacBook Pro」一つだけになり、写真の送信も普通に出来ます.何回かやってみましたが、送信に失敗することもありませんでした.
まあ、多分の想像ですけど、MACアドレスか何かを検出して個体識別をして、それに紐付けされているコンピュータ名を表示するんだけど、同じ個体が起動ボリュームごとに違う名前になるかもしれないということについてノーチェックだったとか、そんなことじゃないかと思います.
なんだか正確な原因はよくわかりませんけど、コンピュータ名を統一すれば、AirDropの送信先が複数出て来るという動作がなくなることはわかりました.これで大分使いやすくなるというか、写真送る時にイライラすることが減りそうです.
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